「気(き)」の旧字
「氣(き)」は「气(き)」と「米」を合わせた字です
「气」は、雲の流れる形
雲気(雲状)のものを表しています
「气」は生命の源と考えられていて「米」(穀類)はその「气」を養う素として加えられました
敵に対していきどおる気持ちを
「敵愾心(てきがいしん)」と言います
その
「愾(ガイ)」は
「気」(氣)を心の状態にした文字で、「なげく」
「気がたかぶる」の意味です
「乞(きつ)」の古い文字は、「气」と同じ形です
後に「气」と「乞」が分けて使われるようになり
「气」は、雲気の意味に
「乞」は、「こう」「もとめる」の意味の文字になりました
昔は「雲気」を見て占い、祈っていたのです
「まで」の意味で使う
「迄(きつ)」の文字は
占いの際に「もとめる」と言う意味の他に「およぶ」の意味があります
「迄」は、この「およぶ」の意味の延長で「いたる」の意味を示している文字で
「まで」の意味は、日本だけての意味です