キミだけのもの

ふたりだけでいい　他には誰もいらない
私だけがあなたを満たせるわ
あなたの足に銀の足かせをはめましょう
同じ過ちを犯さないように

わたし。

すぐ逃げようとしないで
がんばってよ

君の為に切ったと伝えると
少し嬉しそうな顔をしてた

付き合った頃は傷をみて、
怒っては説教していた君が

今では怒らずに優しく笑って
消毒してくれる

もう君もおかしくなっちゃっ
たんだね、だいすき

君が友達と旅行に行くことや
同窓会に参加することが嫌
すごく嫌、すごくすごく不安
わたしだけのものなのに
日にちが近い…
リスカしないで待つ自信ない
笑顔で出迎える自信もない
だってわたし以外に笑顔向けて
わたし以外と会話してくるのよ
耐えれるわけないでしょう
キミを信じていても
周りは違うかもしれないじゃない
好意寄せて近付く奴がいるかも
そしたら、どうしよう…
きっとわたし耐えられない、泣く

わたしだけをみていてほしい

どこにもいかないでよ

上から聞こえる、音

足音 物を投げる音 …悲鳴

救急車が来くるのはもう

何回目…だろう？