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今も昔も君が好きです(銀新)



:付き合いたての頃の銀新(台所にて)



「新八ィ」
「はい?何ですか、銀さん」
「今日のメシ何?」
「今日は唐揚げなんですよ」
「へー。あ、マジだ」
「てかそこに立ってると油跳ねるかもしれませんよ?もう少しですから、居間で神楽ちゃんと待っててくださいね」
「つーか美味そう。一個食っていい?」
「って言いつつ、もう食べてるじゃないですか」
「お前にしちゃ美味えなコレ」
「僕にしたらって何ですかアンタは。いっつも一言余計なんですよ」
「怒んない怒んない。ほらお前も食ってみ。あーん」
「えええ?ま、全くもう銀さんったら…………あーん」



「何を台所でイチャイチャやってるアルかホモ共が(ペッ)」



A.神楽ちゃんのツッコミありきで成り立つカップル(ありがとう)






:今現在の包み隠さない銀新(台所にて)




「新八ィ」
「はい?何ですか、銀さん」
「今日のメシ何?」
「何って見りゃ分かるでしょ、今日は唐揚げにしますよ。……あ、てかまた僕に黙ってこっそりイチゴ牛乳飲むつもりですか?そのうちマジな糖尿で色々なモンが機能しなくなっちゃいますよ」
「いや何でお前は二言目には俺を疑うの?背中に目ェ付いてんの、てか何でそんな普通のテンションで唐揚げ揚げながら俺の股間の機能不全を予測してんの」
「じゃあイチゴ牛乳飲むつもりで台所に来た訳じゃなかったんですか?」
「…………」
「おいィィィィ何とか言えよ!!コレ絶対飲むつもりでここ来たでしょ、当たりでしょ!?図星指されて無言とか、アンタ小学生ですか!?」
「……あーあー、ったくよォ。だいたい何でてめえは振り返りもせずに俺の行動を把握してんだよ」
「銀さんの大体の動き方で、何となく分かります」
「その、“何となく”の範囲がだんだん広くなってきてんなお前は」
「しょうがないでしょ、僕らどんだけ一緒に居ると思ってんですか」
「メタ発言禁止ですぅ。つーか世知辛いにもほどがあんだろうが、昔はてめえもちったァ可愛げがあったのに。『銀さん銀さん(はぁと)』っつって、俺の後ろパタパタ付いて回ってよ」
「銀さんこそメタ発言すんなよ。てか、その、可愛げなんてなくていいんですよ。むしろ何その回想、ハートマークなんて僕はセリフに差し込んでませんよ!」
「うっせえなオイ、要はそんくれェセリフからも糖分滲み出てたって事だよ。キャッキャウフフしてたじゃねーか、日常の一コマからしてキラキラしてたじゃねーか」
「え、僕らってキャッキャウフフしてたっけ?どの辺が?てか拗ねないでくださいよ。ね、銀さんに唐揚げ一個あげますから」
「買収も禁止ですぅ」
「(イラァッ)……もー。こうなったらアンタ誰より面倒くさいですよ、神楽ちゃんなんてアンタに比べたら拗ねてても可愛いもんですよ」
「ハイハイ、どうせてめえには分かんねーよ。俺と神楽を十把一絡げで扱うてめえに、俺のこの、」
「あれ?もしかしてマジで食べたくないんですか?」
「だからお前、俺はホラ、そうとは言ってねーだろ」
「ならどうぞ」
「……え、ちょい待ち新八。コレよく見なくても熱そうだからふーふーしてくんない、できるだけ丁寧に」
「幼児か!アンタ自分の年いくつだと思ってんの!まったくもう、これだから銀さんは面倒くさいったら」
「仕方ねーだろ。今に始まったことじゃねーし」
「(ふーふー)……ハイ、じゃあもう口開けてくださいね。あーんして、銀さん」
「……っとにてめえムカつくわー。新八のくせに」

「「あーん」」



「だから何を台所でイチャイチャやってるアルか、このホモ共は。お前らの進歩の無さは徹底してるネ(ペッ)」






A.ふーふーしてくれた新八くんを見て、心臓のあたりが相変わらずキュンとなったのは秘密です(銀さん)

新世紀のラブソング (銀さち+全さち)

ラズベリー*モンスター(銀+神)

*銀さんと神楽ちゃん*




「銀ちゃん銀ちゃん」
「あー?んだよ神楽」
「私ネ、ケッコンすることにしたアル!(えっへん!)」
「はあ?急に何言ってんだお前、遅れてきたエイプリルフールですかコノヤロー。またどっかの星のクソでけえ王子とでも婚約するってか?これっぽっちも面白くねーよ、0点。ハイやり直し(真顔)」

「うっ……嘘じゃないもんネ!今度こそ本気アル!」
「あーハイハイ。わーったよ、今度こそ本気な訳。つーか本気でも何でもいいけどよ、てめえに結婚なんざまだ早えよ。あのハゲ散らかした親父とバカ兄貴が泣くぞオイ」
「パピーと神威はどうでもいいアル」
「いやダメだろ、そこだけは確実に認めてもらえなきゃお前の旦那は物理的に殺られるだけだろ!どんだけ殺傷能力高え家族を擁してると思ってんだてめえ!つーかまず第一に、あの二人が認めるとか何事?って話ではあるけどよ。夜兎の中の夜兎的な?歴戦の夜兎も真っ青の屈強な戦士じゃねーと」
「えー。嫌アルそんなん!私の旦那はもっとかわいいモンがいいネ、ピ◯チュウ的なモンにするアル」
「まあ表皮からして真っ黄色で、身体から電気放電できればあいつらもさすがに黙って受け入れ……たくねえだろ!?何その旦那!既に夜兎ですらねーよ、てか人間じゃねーよ!……いいか神楽、黙って聞けよ」
「うん、銀ちゃん」

「まずな、てめえの家の親父と兄貴はフツーの親父と兄貴じゃねーんだよ。てめえはまずそこからしてハンデ背負ってんだよ、そこのハンデを乗り越えねえと嫁入りすらできねーよ」
「嫁入り前から既にハンデアルか」
「おう。残念ながらもうお前はハンデを背負っている。すげー残念な部分に黒子が、鼻の真横とか顎の中心とか、しかもクソほどでけえ黒子が最初から顔面に二個張り付いてやがる(真剣)」(←銀さん)
「待って銀ちゃん、何で私のパピーと兄貴はどでかい黒子扱い(真剣)」
「そんくれェてめえの家族は残念な代物なんだよ。しかもなまじっかな手術では取れねえ呪いの装備だから、一回つけると絶対装備外れねーから」
「待って銀ちゃん、何で私のパピーと兄貴は呪いの装備扱い。どんなザラキもザオリクも効かないアルか(真剣)」
「効かねーよ、もういっそ全部リセットした上でゲーム機本体叩き割らねえと呪われた装備は外れねーよ(真剣)」(←だから銀さん)
「それもうゲーム自体を続けられないネ……銀ちゃん」
「そうだろ?な?今はまだゲームすら続けられねえ、それがお前の呪われし宿命なんだよ。後に現れる伝説の勇者だけがお前の呪われた装備を外せんだよ、その勇者にお前は全てを託すんだよ」
「今は居ないアルか、その勇者は」
「んなもん居ねえに決まってんだろうがァァァァァァァ!!居ても俺が認めねーしィ!?……いやそうじゃなくて、そうなんだけど違ェっつーか、そういうおいしいキャラは後々追加でアップデートされてくるもんなんだよ。徐々に小出しで増えてくんだよ」
「えー!何でヨ!?追加のアプデとかずるいネ!今がいいのに、今プレイしたいのに、何で小出しにするアルか!ばかばか、カプコンのばかばか!!」(←神楽ちゃん)
「カプコンもニンテンドーもそこは変わんねえだろ、奴らは小出しにすることで延々と客釣ってたいんだからよォ。だからホラ、追加アプデも来てねえ神楽にはまだ結婚なんて早えんだって。生意気言ってねーで飯でも作ってこい。今日の飯当番てめえだろ、神楽」
「んー。でも銀ちゃん」
「あんだよ、まだ何かあんのかよ」
「もし私に追加アプデが来て、ピ◯チュウ的な勇者が私の前に現れたとするネ」
「ピ◯チュウ的なっつーか、それもうピカチュウで良くね?伏せ字の意味なくね?」
「聞くヨロシ。そしたら、私の呪われた装備達を潜り抜けなきゃダメなことは分かったアル。でもネ、銀ちゃんと新八は?銀ちゃんと新八はどうするの?」

「……。あー……俺らはなあ……どうすっかな」
「どうなるんだヨ、もしかして泣くアルかお前ら(ぷぷー)」
「(カチン)……ばっかお前、泣くわけねーだろ?神楽の嫁入り如きで銀さんが泣くはずねーだろ。だいたい兎の嫁入りとか聞いたこともねーからね、狐に失礼過ぎだからねお前、んな事になったらヘソで茶ァ沸かしてやんよ」
「兎の嫁入りも風流なモンかもしれないアル(ぽそり)」
「え?は?……いやいやいや……ちょっ待っ、待てよ神楽。……え、ないだろ?風流とかそんなんお前……お前案外満更でもねーのかよ?いやいやいや、ないないない……絶対ェないィィィィィィ!!つーか何この話!全然面白くねーんだよ、てかお前にはまだ早えの!早すぎなんだよ、お前が嫁入りするとか何事だよ、そんなん俺は絶対ェ認めねーからなァァァ!(グワッシャアア)」(←すぐにこうなる)


「もー。分かったアル、ちょっとは落ち着くネ銀ちゃん。女の子のカワイイ例え話アル」
「これっぽっちもかわいくなんかねーよ。ったく、しょうもねーなてめえは。未来のことばっか考えてんじゃねーよ、これだからガキは嫌なんだよ。ふわふわふわふわ、やたらめったらメルヘンにふわつきやがって。この時期ゆるふわしてんのはタンポポの綿毛と俺の天パだけで充分間に合ってんだよ、うんざりなんだよ(はー)」
「タンポポの綿毛も銀ちゃんの天パも、どっちも白くてふわふわしたもんアルヨ。同族嫌悪良くないネ」
「同族じゃねーよあんなん、風に任せてどこにでも子種ばらまくような下世話なゆるふわと銀さんを一緒くたにすんじゃねーよ」
「誰より下世話な銀ちゃんにだけは言われたくないアルな、タンポポも」
「まあいいわもう、どっちが下世話でもどうでもいーよ。だからホラ、もう分かったろ?てめえにはまだまだアプデは早え、神楽なんざ万事屋装備で充分だよ。神楽には天パとメガネの初期装備、これだけでてめえは魔王とすら闘えるから(真顔)」
「初期装備で魔王と闘うアルか。てかそれもう神楽ちゃんだけで勝てる相手アル、魔王に裸一貫で挑むと同義アル(真顔)」
「な?そういうことだよ、てめえほどの女には装備自体もただのお飾りなんだよ。だから天パとメガネの初期装備は始まりの村のとこで延々と寛いでっから、茶ァでも飲んで待ってるから、てめえだけでいつでも魔王に挑んで来い。俺たちはずっとお前を信じてんだぞ(キリッ)」
「待って銀ちゃん、何でこんな時だけそんな真っ直ぐな目をするアルか。何で急に目と眉が近くなるネ、てか何でそもそも私だけで魔王のところに送り出そうとしてるアルか。むしろお前らもついて来いヨ、お前らこそ私の盾となれヨ、仮にも私の初期装備のくせにィィィィィィ!!(うがー!)」

「ほらほら、これで良いだろ?最終的にはお前が一人で魔王に勝つって事だからいいだろ?飯にしようぜ飯、仕方ねーから俺が作ってきてやるよ」
「何か納得いかないアル」
「納得なんざしなくていーんだよ。俺たち初期装備は最初っからてめえに備わってるもんだろうが。お前がしのごの言う前から、マジでこの世界のことなんざ何も知らねえレベル1だった頃から、いつだってお前の両隣りにあるもんだろうが」
「……うん。そうアルな。私の初期装備は、私がこの国を知り始めた頃からずっと標準装備ネ!アプデも何もないどうしようもない装備たちアルけど、案外どうして使い心地も良いアル。何故か捨てられないアルヨ、もはや使い古した枕みたいなもんアル!」
「いや待って神楽ちゃん、その例えひどくね?何それ、枕を常に装備してるお前って何?つか時々は初期装備たちもアップデートしてるからね!?何気に俺たちもアプデ繰り返してますけどォ!?そうじゃなきゃこのジャンプで戦えねーだろ!(ガタタッ)」
「つまり、銀ちゃんと新八のヒロインはこの先もまだまだ私ってことアルな。仕方ないアル、お前らの面倒はかぶき町の女王がこれからも見てやるヨ(ふふん)」
「は?何でそこに着地すんの。俺らの面倒っつーか、今のお前の面倒見てんの俺なんですけど(真顔)」
「だって私、まだまだ万事屋の装備を外したくないもんネ。天パとメガネの初期装備だけはずっとずっと、ずぅぅぅっと変えたくないアル!!」

「……。そうかよ。そりゃどーも」
「だから私の装備から外されんなヨ。後から来る新規装備に取って代わられないように、天パとメガネはせいぜいいい仕事するヨロシ。この愚民共が(ペッ)」
「いや何で急に上から」







(私の追加アプデはまだ先に取っておくアル)

銀さんと新八くん考察



タイトルがアレなんですけど、そんなに気にしないでください。全然真面目なもんじゃないので(お前だしな)

最近のここのブログ見ても分かっていただけると思うんだけど、最近すげー銀さんに萌えていてね。いや最近つーか、毎年春は銀さんに萌えますよね。もはや私の花粉症的な、ユカリ別に花粉症じゃないけど季節的に絶対発症しちまうもの的な、例年の春の風物詩と化してますよ(花粉症?)
いやだって、春と銀さんってよく似合ってるもの。こう、桜並木の下を歩きながら三色団子でももちもちと食ってる銀さん(カワイイ)とかさあ!銀さんは気のない風をしつつも、春風が運んでくる桜の花びらと春の香りを少しだけ目を細めて味わう。そんで次の瞬間に上からはさっちゃんが降ってくんの、春の妖精さんだぞ〜☆的ないつものさっちゃんノリで、そして銀さんは0.05秒後にそれをスカッと避けるの(速えェェェェ)

まあ晋助も春は似合うけどね!その場合は夜桜ね、晋助と言ったら夜桜、春の朧月と夜桜を肴に一人で呑んでる、そんで三味線を弾きながら屋形船辺りで流してる感じ!(そんな一息に)

ままま、今は晋助は置いといて。
銀さん萌えるよなあ。何か昔よか全然今がカワイイんですけど、あの天パの人。なんだろうなあ。昔よりパチグラちゃん達と全然近いところに居ると思うからかなあ(精神的に)。今となっちゃ昔の銀さん、身の回りの人はもちろん大切にしてくれるけど、その護り方もどっか独りよがりというか、なくすことを恐れるあまりに自分はどうなってもいいみたいな、自分は二の次っつーか、どんだけ自分は傷付いてもいいから新八くんと神楽ちゃんだけは助けるみたいな、生き様や思考回路はそっくり二人に受け継がれているけど、いや連綿と受け継がれていくけど、そうやってバカやってアホやって泣いて笑って三人でかぶき町を闊歩して、でも重ねた年月の分だけ二人が大切になって、絶対に失いたくなくて、
自分の代わりに二人が死ぬことなんて耐えられなくて、

そんで新八くんと神楽ちゃんを図らずも傷付けていた銀さん、

「僕らにアンタは護らせてくれないのかよ……!」

って新八くんの拳をプルプルさせて、

「銀ちゃんはズルいネ!何でいつもいつも一人で行っちゃうアルか。私達三人で万事屋アル。……銀ちゃんのばかばか!天パ!」

って神楽ちゃんの水色お目目にたくさんの涙を浮かべさせた銀さん、
ある意味で限りなく残酷な方法で万事屋のガキどもをめたくそに傷付けていた銀さん、子供たちの気持ちを知りつつもああするしかなかった銀さん、

しかしオイオイ、こういう子供たちも萌えるな!銀さんに置いていかれて悔しがるガキども萌えェェェェ!!(カッ)という不思議な萌えを私に与えたもうた銀さん(オイここに最低な大人がァァ)、

とりあえずはその手の根無し草スタンスで生きてきた銀さんはもう居ねーもんね。いや銀さんの心のどっかには居るんだろうけど、時折ひょっこり顔を覗かせてはいるんだけど、昔ほどなくすことに怯えなくなったというか。昔よか全然新八くんと神楽ちゃんのことを信頼してるんだなあっつーか、信頼?ってかもう万事屋は共生?みたいな。
銀さん率いるガキども二人、じゃなくて、万事屋の三人が三人として生きていってる感がすごくあるもんね。今の万事屋大好きだ。ほんとに。

まあ独りよがりプレー先行な昔の銀さんも当然萌えますがね、ええ。全然嫌いじゃない、むしろ好きだった、とても好きだった、いや今も好き(いやそうでしょうよ)

今の銀さんなんて新八くんと神楽ちゃんを好きすぎてヤバいよね(真顔)。ほんっとね、あのアラサー何?子供たちが大好きで可愛くて仕方ないからって女の一人も作れやしない!どんだけ万事屋好きなの!っていう。

まあ新八くんと付き合ってるからそこはいいか(そうなのか)

どんな新八くんファンも神楽ちゃんファンも、皆して坂田さんには負けますよね。私なんざ完敗っスよ、即座に白旗っスよ。子供たちへの愛は坂田さんには誰も勝てんでしょ。
そんな銀さんという名のアラサーちゃんを、新八くんもきっと途轍もなく可愛いと思ってるに違いないというか!(ふんふん!)

もともとがさ、銀新の二人はさ、新八くんの方が絶対的にメンタル強いじゃん?銀さんなんてホラ、すげー打たれ弱いじゃないですか、てかあんなんドSじゃねーよ?たまにドSの皮を被った子羊にすら見えるというか(え?)
まあ銀さんのメンタル面の弱さが出るときは、結構パチグラちゃん達が絡んでますけども。あの二人に絶対的危機が訪れそうだったり(かぶき町四天王篇参照)、あの二人から完全に忘れ去られたりすると即座に崩壊し始める銀さんメンタル(金魂篇参照)

でも新八くんは違うじゃない、あの子の不屈のメンタル、てか男気を皆して今一度見直してみて欲しいものですよね。沖田でもいい、土方さんでもいい、近藤さんでも、晋助でも桂さんでももっさんでも、誰でも良いから銀魂男子達を思い起こしてみて欲しい。ホラ、銀魂の奴らの中でいちばん新八くんが……真に男前じゃなかろうか?(根本いった)
だってあの真っ直ぐさ!素直さ清廉さ!メンタル面の強さ、この人と決めたら愚直なほどその背中を追い求める、ひたむきに強くなれるそのマインド!

何でしょうか。新八くんの真の強さってこう、腕っ節だけじゃなくて、てか腕っ節なんて神楽ちゃんの方が強いに決まってんだから問題はそこじゃなくて、
その心の強さ、しなやかさ、大らかさ、図太さ逞しさにこそ潜んでると思います。ハイ。

新八くんは万事屋のオカンとか、銀さんの嫁的な側面ももちろんあるんだけど、それだけじゃないよね。何つーのか、銀さんと神楽ちゃんをああも虜にするメガネは何ぞやと考え始めると止まらんのだけど、

あのメガネは万事屋の緩衝材っていうか……要は、新八くんは万事屋の接着剤だと思うんですよ。

だってさ、本当に初期の頃、パピーが迎えに来た神楽ちゃんを銀さんは止めなかったでしょ?「家族のところに帰った方いいだろ」的な事を言ってさ。でも最後はもちろん神楽ちゃんの危機に駆けつけてきたけどね、もう初期も初期だから銀さんもそんなスタンスだったの。神楽ちゃんのことは大事だけど、大事だからこそ手放すっつーか。大事だからこそ、同じく大事に想ってくれるパピーのところに行けよてめえは、てめえには家族が居るじゃねーか、っていう心の声があったじゃないですか。なあ銀さん。
でも銀さんがそんなやってカッコ付けて一歩引いたスタンスでいたのに、一方の新八くんと来たらターミナルの宇宙船発着場まで駆けつけてさ、最後は出航寸前の船に向かって叫んでたじゃんか。船の中にいる神楽ちゃんに向けて、

帰ってきてよって、
三人で万事屋やろうよって、

自分が警備員に捕まりそうになる危険を犯してでも神楽ちゃんを必死に止めていたじゃん。もう絶対ェこれは神楽ちゃんは恋に落ちたなというか、
そりゃ「新八ィ……(ずびっ)」ってなるよ。ならなきゃおかしいもの、神楽ちゃんだってほんとうは三人でいたかったのだからさ。

そんで、銀さんも銀さんでそのメンタルがぐずぐずな時、大事な人を傷付けられてぐずぐずになり、

「俺ァもう何も護れる気がしねェ」

とかトチ狂って言っちゃった時も、若干病んでた時も、新八くんだけは熱い拳を銀さんに叩き込んで、

「アンタそれでも坂田銀時かよ!」

って、闇モードを彷徨ってた銀さんを引き戻してくれたじゃないですか。どんだけもがこうと足掻こうと、もう二度と何かを抱えることから逃げない、アンタはそう決めたんじゃねーのかよ!って、あんなに真っ直ぐな目をして熱い拳で銀さんの闇を晴らすという。
新八くんはいつも銀さんを信じてるのだなあって、もはや信じるというよりも銀さんのマインドが確たるモンとして在り続けられるのは絶対に新八くんの多大なる影響もあると思うよ。なあ銀さん。
だって銀さん自身が銀さんを見失いそうな時も、絶対ェ新八くんだけは銀さんを見失わないじゃないか。

そんで、神楽ちゃん自身が神楽ちゃんを見失いそうな時も、戻ってこい!っつって引き止めてくれたのは新八くんなのですよ。神楽ちゃんが夜兎の血に負けて暴走しかかっていた時も、僕らの信じる神楽ちゃんを護る!っつって全力で神楽ちゃんを引き止めていたもん。下手したら自分が殺られかねないのに、そんなんを新八くんは全く考えてないよね。

そんで神楽ちゃんも無事に戻ってきたしさ、ほんっと新八くんは万事屋の接着剤だなあと思う。己自身を見失ってバラバラになりそうな時や魂まで千切れそうな時の、銀さん&神楽ちゃんの心をしかと繋ぎ止めてくださる存在の新八くん。


何だろうか。てか新八くんじゃなきゃ無理……じゃん?銀さんと神楽ちゃんの相手をし続けるなんて、新八くんじゃなきゃ絶対無理じゃん?無理過ぎじゃん?だってあの人たち、その、色んな意味で無理じゃん?(小声で)

よしんば神楽ちゃんなら大丈夫だとしても、神楽ちゃんならOKとしても、銀さんの相手を延々し続けるのはどんだけ疲労困憊する事だろう(そんな真顔で言うな)。だって普通に嫌だものな、あんなにも面倒くさくてちゃらんぽらんでパチ屋ばっかり行ってて、なのにイケメンで信念ビシッと通っててマジ強くて、自分の魂に真っ直ぐ生きてる侍とか、
まあかっけーけど、銀さんはミラクルかっけーけど、

でも毎日相手すんのは、普通のメンタルの人間なら絶対に無理じゃん?(着地点)

そんな銀さんをずっとずっと見つめ続けてきた、銀さんの背中を追ってきた、
その少し丸まった背中を、だらくさくかぶき町の雑踏をいく背中を、パチ屋の新台の前に座る背中を、
自分を護るために危険に立ちはだかってくれた大きな背中を、どんだけ傷付こうがもがき抗う背中を、たくさんのものを掬い上げては背負っていく背中を、

誰かの大切なものを護る度、それごと自分の“護る”に変えちまう背中を、

そんな背中をずっと見続けてきた新八くんだからこそ、ずっとずっと変わらず銀さんにギャーギャー小言言って、銀さんにツッコミ入れ、時には銀さんに感心し、でもやっぱりツッコミ入れまくって、

そんな新八くんだから、銀さんもずっとずっと変わらぬモンを新八くんには抱いてるんだろうしね。ずっと変わらないもんなんてないけど、でも気付いたらただひたすら護ってきた想いがたくさんあるよ。未来のある地点で振り返ってみたときに、その想いがどんだけ今まで自分を温めてくれたのだろうと噛みしめるんだよ。
独りじゃないこと、どうやっても独りにさせてくれなかったことを、その確かな絆を、ずっと自分の魂を護り信じてくれた人が在ったから今の自分が在ることを、新八くんの呑気な寝顔でも見ながら銀さんはぼんやり考えてみると良いよ。そんで考えた後でやはり面倒臭くなって、ゴロリと横になれば良いよ(やっぱり銀さん)
新八くんのとなりにすかさず横になれば良いよ(ん?)


ってか何なの、二人は互いを愛してるの?これからも愛し合っていくつもりなの?(そうです)
なんなの全く……どうりで神楽ちゃんのパピーが神楽ちゃんの万事屋生活を心配してる訳だわ(そこで?)



アナタMAGIC (銀新)


*銀さんと新八くん*




「新八」
「ハイ。何ですか銀さん」
「お前の中のマンネリ予防って何?」
「……。……はいっ!?え、何ですか急に。どうしたんスか」
「いや、俺らも結構長え付き合いだしィ?好いた惚れた抜きにしても完全に公私混同っつーか常日頃から一緒に居るし、俺なんて常日頃からしてお前と居過ぎっつーか、ぶっちゃけお前の顔とか見飽きたを通り越して見慣れすぎてて、もう何の感慨も抱かないレベルだからねマジで。つまり今後はますますメガネとしての認識を深めてくだけだから(真顔)」
「ええええ、てかどこまでも腹立ちますねアンタは。ますますってなんだよ、今現在の僕だって既に嫌という程アンタにメガネとして認識されてるよ(真顔)」
「な?ホラ、そういう事だよ。お前の伝家の宝刀であるツッコミにも勢いがもうねえんだよ。昔だったらもう凄え勢いで来ただろうが、俺が何か言ったらもう語尾にビックリマーク乱舞で即座にツッコミに来ただろうが」
「はあ」
「つまり昔みてーな愛がない、愛が。ツッコミに愛がねえんだよ。言っとくけどアレだぞ、ツッコミすらダメ出しされるってやべえからな?お前の存在意義をダメ出しされてるって事に等しいから、同義だから(ふう)」
「(イラァッ)……へ、へええ。そうなんですか。でもアレですよね、僕から言わせれば銀さんだって昔みたいな輝きが感じられませんよ。昔だったらもっとこう、」
「あん?てか俺が輝いてた時とかあったっけ?昔っていつだよ、具体的に言ってみろや(鼻ほじ)」
「あ、そう考えると……あまりない……かもしれないですね。すみません銀さん。何か、あの……本当にすみません(スッ)」
「いやあったよ、確かにあったよ!?むしろ何その謝罪!何で二回も言うの、何で俺から限りなく目ェ逸らしてんの!?つーか今でも銀さんは輝いてるよ?!ギンギラギンにさり気なく輝いてんじゃねーか、ジャンプの屋台骨と言えば銀さんじゃねーか、てか未来永劫お前の一等星は俺だろうがコルァァァァァァ!!(グワッシャアア)」

「もー。分かりましたよ、そこまで怒らないでくださいよ。つーかなんの話してましたっけ?マンネリとか何とか?」
「あーそうそう。それ。てかもうどうでもいーよ、今からはてめえの中の俺の評価がどうなってんのかを検証する会にしようそうしよう(ゴゴゴ)」
「何その面倒臭い検証!?自分から話振っといて投げやりかよ!でもその、前よりむしろ僕ァ今の方がアンタを好きですけどね」
「は?なんでその結論」
「だって僕、前はアンタの背中を追いかけるだけで精一杯で。見失わないように必死になってついていって……」
「オイ待て新八。ついていくっつーか、食らいついていくの方がむしろニュアンス的には合ってね?お前根性だけはあるもんな。根性と眼鏡だけだろ、お前の持ち駒は(真剣)」
「おいィィィィ!!よりによって根性と眼鏡だけって何ィ?!いいですよ別に、その二つだけあれば男は世を渡っていけるんですよ!」
「いやいや違えって、俺ァてめえを褒めてんの。お前のしぶとさ、メンタル面の強さ、要はその雑草根性がスゲーなって話だから。色眼鏡でこっち見ないでくんない」
「アンタこそ待ってください、僕を貶したいのか褒めたいのかどっちかにしろよ。まあ銀さんの打たれ弱さと何気に弱いメンタル面だけは、さすがの僕でもたまにカバーしきれませんけどね(ふう)」(←現にさっきも)
「んだとてめえェェェェ!!(ガタタッ)オッサンのハートはソフトなんだよ、そのくせ家庭事情はハードなんだぞコルァァ!!溜まった家賃どうしてくれんだよコノヤロー!」
「いやそれはアンタが支払えよ、家主としてアンタが責任果たして来いよ!当然のように僕に言うなよ知らねーよ!……まあ、そうじゃなくてですね。いやそうなんだけど、それはそうなんだけど、その、僕はやっぱり前より銀さんが近くに感じますよ」
「あん?つーか、だから常日頃から近くに居過ぎるんだよ俺らはっつー話だったろ。最初は」
「そうですよ。でもそれは物理的にでしょ?僕は何か、前は追いかけてただけのアンタの隣りに並んでみて、銀さんが抱えていたものを一片でも僕も抱える事ができたから……今の方が銀さんを近くに感じるんですよ」

「一片でも?」
「うん」
「ばっかお前。一片どころじゃねーよ、ほぼ半分はお前と神楽に押し付けてんぞ俺ァ」
「……え。そうなんですか?」
「おう。俺一人じゃ持てねえモンを、これから先も俺はてめーらに押し付けていく。お前と神楽と俺、そんで定春の三人と一匹でこれからも抱えてこうぜ」
「銀さん……」
「つまりはこれからも家賃滞納の重責はてめーらと折半だから、これも万事屋の抱えるモンとして半永久的に三人の責任だから(真顔)」
「おいィィィィィィ!?だからそんなモンまで僕と神楽ちゃんに押し付けるアンタは大人としてどうだよ!?ほんっとアンタって人はこれだから!オチがなきゃ話もできないんですか、久々にいい話きたと思ってたのに!」
「まあまあ新八くん、俺らはホラ、もうそこを議題するステージじゃねえだろ?俺らもう宇宙の万事屋だから、銀河系万事屋だから、英雄伝説打ち立てる三人だから」
「家賃滞納してる銀河英雄伝説なんてどこのテレビ局もアニメにしねーよ!誰も見たくないですよ!」
「誰も見たくなくても、誰に知られなくとも別にいいじゃねーか。これからも俺たちは俺たちのやりたいことをやんだよ。てめーの魂に真っ直ぐ、正面切って三人で」
「!!……その、僕たちの“やりたいこと”って……時の幕府相手に喧嘩してたり、スターウォーズを止めたりも含まれてますか?」
「おう。江戸ウォーズでもその辺の迷子猫捜索でも、頼まれたら何でもやんのが万事屋だろうが」
「そうですね。シンプルで分かりやすくていいですね。僕らはそうやって、いつも万を護ってきたんですよね」
「ん。つーかお前、何で笑ってんの?」
「いえ、あの、やっぱり僕の一等星は今も昔もずっとずっと銀さんだなあと思って。それだけは絶対に変わらない。銀さんの言う通りでしたね」
「……。……」

「あれ?何で急に僕から目をそらすんですか、銀さん。しかも何か頬赤くないですか、どうしたんですかアンタは」







A.万を護ってきた万事屋さん、そのリーダーのハートを常に護ってきたのは一人の眼鏡っ子(ツンデレキラー)です

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