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ラズベリー*モンスター(銀+神)

*銀さんと神楽ちゃん*




「銀ちゃん銀ちゃん」
「あー?んだよ神楽」
「私ネ、ケッコンすることにしたアル!(えっへん!)」
「はあ?急に何言ってんだお前、遅れてきたエイプリルフールですかコノヤロー。またどっかの星のクソでけえ王子とでも婚約するってか?これっぽっちも面白くねーよ、0点。ハイやり直し(真顔)」

「うっ……嘘じゃないもんネ!今度こそ本気アル!」
「あーハイハイ。わーったよ、今度こそ本気な訳。つーか本気でも何でもいいけどよ、てめえに結婚なんざまだ早えよ。あのハゲ散らかした親父とバカ兄貴が泣くぞオイ」
「パピーと神威はどうでもいいアル」
「いやダメだろ、そこだけは確実に認めてもらえなきゃお前の旦那は物理的に殺られるだけだろ!どんだけ殺傷能力高え家族を擁してると思ってんだてめえ!つーかまず第一に、あの二人が認めるとか何事?って話ではあるけどよ。夜兎の中の夜兎的な?歴戦の夜兎も真っ青の屈強な戦士じゃねーと」
「えー。嫌アルそんなん!私の旦那はもっとかわいいモンがいいネ、ピ◯チュウ的なモンにするアル」
「まあ表皮からして真っ黄色で、身体から電気放電できればあいつらもさすがに黙って受け入れ……たくねえだろ!?何その旦那!既に夜兎ですらねーよ、てか人間じゃねーよ!……いいか神楽、黙って聞けよ」
「うん、銀ちゃん」

「まずな、てめえの家の親父と兄貴はフツーの親父と兄貴じゃねーんだよ。てめえはまずそこからしてハンデ背負ってんだよ、そこのハンデを乗り越えねえと嫁入りすらできねーよ」
「嫁入り前から既にハンデアルか」
「おう。残念ながらもうお前はハンデを背負っている。すげー残念な部分に黒子が、鼻の真横とか顎の中心とか、しかもクソほどでけえ黒子が最初から顔面に二個張り付いてやがる(真剣)」(←銀さん)
「待って銀ちゃん、何で私のパピーと兄貴はどでかい黒子扱い(真剣)」
「そんくれェてめえの家族は残念な代物なんだよ。しかもなまじっかな手術では取れねえ呪いの装備だから、一回つけると絶対装備外れねーから」
「待って銀ちゃん、何で私のパピーと兄貴は呪いの装備扱い。どんなザラキもザオリクも効かないアルか(真剣)」
「効かねーよ、もういっそ全部リセットした上でゲーム機本体叩き割らねえと呪われた装備は外れねーよ(真剣)」(←だから銀さん)
「それもうゲーム自体を続けられないネ……銀ちゃん」
「そうだろ?な?今はまだゲームすら続けられねえ、それがお前の呪われし宿命なんだよ。後に現れる伝説の勇者だけがお前の呪われた装備を外せんだよ、その勇者にお前は全てを託すんだよ」
「今は居ないアルか、その勇者は」
「んなもん居ねえに決まってんだろうがァァァァァァァ!!居ても俺が認めねーしィ!?……いやそうじゃなくて、そうなんだけど違ェっつーか、そういうおいしいキャラは後々追加でアップデートされてくるもんなんだよ。徐々に小出しで増えてくんだよ」
「えー!何でヨ!?追加のアプデとかずるいネ!今がいいのに、今プレイしたいのに、何で小出しにするアルか!ばかばか、カプコンのばかばか!!」(←神楽ちゃん)
「カプコンもニンテンドーもそこは変わんねえだろ、奴らは小出しにすることで延々と客釣ってたいんだからよォ。だからホラ、追加アプデも来てねえ神楽にはまだ結婚なんて早えんだって。生意気言ってねーで飯でも作ってこい。今日の飯当番てめえだろ、神楽」
「んー。でも銀ちゃん」
「あんだよ、まだ何かあんのかよ」
「もし私に追加アプデが来て、ピ◯チュウ的な勇者が私の前に現れたとするネ」
「ピ◯チュウ的なっつーか、それもうピカチュウで良くね?伏せ字の意味なくね?」
「聞くヨロシ。そしたら、私の呪われた装備達を潜り抜けなきゃダメなことは分かったアル。でもネ、銀ちゃんと新八は?銀ちゃんと新八はどうするの?」

「……。あー……俺らはなあ……どうすっかな」
「どうなるんだヨ、もしかして泣くアルかお前ら(ぷぷー)」
「(カチン)……ばっかお前、泣くわけねーだろ?神楽の嫁入り如きで銀さんが泣くはずねーだろ。だいたい兎の嫁入りとか聞いたこともねーからね、狐に失礼過ぎだからねお前、んな事になったらヘソで茶ァ沸かしてやんよ」
「兎の嫁入りも風流なモンかもしれないアル(ぽそり)」
「え?は?……いやいやいや……ちょっ待っ、待てよ神楽。……え、ないだろ?風流とかそんなんお前……お前案外満更でもねーのかよ?いやいやいや、ないないない……絶対ェないィィィィィィ!!つーか何この話!全然面白くねーんだよ、てかお前にはまだ早えの!早すぎなんだよ、お前が嫁入りするとか何事だよ、そんなん俺は絶対ェ認めねーからなァァァ!(グワッシャアア)」(←すぐにこうなる)


「もー。分かったアル、ちょっとは落ち着くネ銀ちゃん。女の子のカワイイ例え話アル」
「これっぽっちもかわいくなんかねーよ。ったく、しょうもねーなてめえは。未来のことばっか考えてんじゃねーよ、これだからガキは嫌なんだよ。ふわふわふわふわ、やたらめったらメルヘンにふわつきやがって。この時期ゆるふわしてんのはタンポポの綿毛と俺の天パだけで充分間に合ってんだよ、うんざりなんだよ(はー)」
「タンポポの綿毛も銀ちゃんの天パも、どっちも白くてふわふわしたもんアルヨ。同族嫌悪良くないネ」
「同族じゃねーよあんなん、風に任せてどこにでも子種ばらまくような下世話なゆるふわと銀さんを一緒くたにすんじゃねーよ」
「誰より下世話な銀ちゃんにだけは言われたくないアルな、タンポポも」
「まあいいわもう、どっちが下世話でもどうでもいーよ。だからホラ、もう分かったろ?てめえにはまだまだアプデは早え、神楽なんざ万事屋装備で充分だよ。神楽には天パとメガネの初期装備、これだけでてめえは魔王とすら闘えるから(真顔)」
「初期装備で魔王と闘うアルか。てかそれもう神楽ちゃんだけで勝てる相手アル、魔王に裸一貫で挑むと同義アル(真顔)」
「な?そういうことだよ、てめえほどの女には装備自体もただのお飾りなんだよ。だから天パとメガネの初期装備は始まりの村のとこで延々と寛いでっから、茶ァでも飲んで待ってるから、てめえだけでいつでも魔王に挑んで来い。俺たちはずっとお前を信じてんだぞ(キリッ)」
「待って銀ちゃん、何でこんな時だけそんな真っ直ぐな目をするアルか。何で急に目と眉が近くなるネ、てか何でそもそも私だけで魔王のところに送り出そうとしてるアルか。むしろお前らもついて来いヨ、お前らこそ私の盾となれヨ、仮にも私の初期装備のくせにィィィィィィ!!(うがー!)」

「ほらほら、これで良いだろ?最終的にはお前が一人で魔王に勝つって事だからいいだろ?飯にしようぜ飯、仕方ねーから俺が作ってきてやるよ」
「何か納得いかないアル」
「納得なんざしなくていーんだよ。俺たち初期装備は最初っからてめえに備わってるもんだろうが。お前がしのごの言う前から、マジでこの世界のことなんざ何も知らねえレベル1だった頃から、いつだってお前の両隣りにあるもんだろうが」
「……うん。そうアルな。私の初期装備は、私がこの国を知り始めた頃からずっと標準装備ネ!アプデも何もないどうしようもない装備たちアルけど、案外どうして使い心地も良いアル。何故か捨てられないアルヨ、もはや使い古した枕みたいなもんアル!」
「いや待って神楽ちゃん、その例えひどくね?何それ、枕を常に装備してるお前って何?つか時々は初期装備たちもアップデートしてるからね!?何気に俺たちもアプデ繰り返してますけどォ!?そうじゃなきゃこのジャンプで戦えねーだろ!(ガタタッ)」
「つまり、銀ちゃんと新八のヒロインはこの先もまだまだ私ってことアルな。仕方ないアル、お前らの面倒はかぶき町の女王がこれからも見てやるヨ(ふふん)」
「は?何でそこに着地すんの。俺らの面倒っつーか、今のお前の面倒見てんの俺なんですけど(真顔)」
「だって私、まだまだ万事屋の装備を外したくないもんネ。天パとメガネの初期装備だけはずっとずっと、ずぅぅぅっと変えたくないアル!!」

「……。そうかよ。そりゃどーも」
「だから私の装備から外されんなヨ。後から来る新規装備に取って代わられないように、天パとメガネはせいぜいいい仕事するヨロシ。この愚民共が(ペッ)」
「いや何で急に上から」







(私の追加アプデはまだ先に取っておくアル)
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