「はーっくしょーん、、、ごめーん」
「もー、うるさいなぁ」
「だから謝ってんじゃん、、は、はーっくしょーん、、、ごめーん、」
「もう、謝ってもどうせうるさいから謝らなくてもいいよ」
「ええーっ、せっかく謝ってんのに、」
優勝校を相手に組まれたメンバーは先鋒、中堅、大将に剣道部の三羽ガラス
これまで先鋒、次鋒、中堅の前半でこの三人を不動にしていたが、当日は調子上向きの次鋒を古巣の先鋒に
大将を次鋒に起用
中堅に各大会で個人優勝を重ねて来た先鋒
そして副将に長男だ
決勝戦
先鋒勝利
次鋒勝利
あと一勝のところで最強の中堅がよもやの敗戦
全ての期待が副将にかかる中、見事長男二本勝ち
最後の大将戦が引き分けに終わっただけに、今回の団体戦を勝利に導いたのは正にこの一戦だったのだ
終わって知ったが、中体連団体戦の優勝は今回が初
何と学校の歴史を飾る悲願の勝利だったのである