飛蚊症

今日は休みで昼は子供や母と一緒に食べた


暑い日は簡単に済ませようと(いつも簡単だが)、即席のラーメン


食べていると母が


「この黒い虫は何だろうね」と言った


間違って丼に虫が飛び込んだか、と思ったが、母が箸でつつく先には何も見当たらない


「何も入って無いよ」


私は言ったが母はしばらく箸で丼をかき回していた


午後


私は母と入院中の父の様子を見に出かける


車中、母


「ほら、ここに」


と、顔の回りを掴む仕草


「何か見えるの?」


「虫のような、、」


飛蚊症という病があることは知っていた


「大きさは?、ハエ?、それともアリ?」


「アリかねぇ、」


「飛んでるの?」


「動いているんだよ、、あ、、今、帽子に、、」


「入ったの?」


「入った、、、」


しばらくしてから母に聞いてみた


「まだ虫、いる?」



すると母



「帽子に入ってから出て来ないよ」

【ごたる】

「〜のようだ」、という時に


「ごたる」を使う


「ウソのようだ」、は、


「ウソんごたる」


と言う


‘ごたる’、は、


‘如く’、が変化したもの


たぶん(笑)

【ヒッカンガス】

短く言う事が多い方言だが


短過ぎるとインパクトが弱く感じるせいか、言葉を強調する為に付け加えて長くなる言葉も多い


例えば、‘こける(転ける)’、が、‘ツッこける’、になったり、‘サデこける’、になったり、標準語より長い


‘ひっかんがす’も、これは単に、‘(手で)外す’、事


ヒッカンガス、


どこかのガス会社名みたい
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