最近になってやっと車中泊もしなくなった妻だが



いつでも家から脱出出来るように枕元には非常持ち出し用の手さげ袋を置いて寝ている



「二階は増築しているから通し柱が無いから危ないのよ」



職場は最近の主な震源に近く、地震の話題にも事欠かないらしい



「通し柱ならちゃんとあるから大丈夫だよ。面積当たりの通し柱の数は建築法で決められているし、俺、立ち合っているからね」



「ふうん、、」



納得したのかしないのか、今夜も地震の数や位置を確認して「まだ油断出来ないわね」などとのたまう妻なのだった

今年11月には90歳になる



健康状態は安定



週五日のデイサービス



月一の糖尿病受診



問題なし



排泄順調



タムシも無くなり



毎日良眠



髪も伸びてきたので



近々散髪に連れて行かないとね

母に携帯を買ってあげてから一年以上になると思うが




簡単な操作を何十回説明しても覚えてくれず




紙に書いて渡しても無くす




壁に貼っても見ようとしない




それが認知症によるものだと分かっていても家族は疲れ果てるのである




未だにほとんど操作出来ず




たまの電話は自宅の固定電話から私の携帯にかけてくるし




今日は解約しようと携帯を探すと




充電中




充電はマスターしているようだ




それでも使わないから充電もたまーにするだけ




よし、解約だ




と、思ったら珍しく首にかけていたり




わお!




今日は母の携帯から私の携帯に着信




電話は母からでは無く、美容室から母の携帯で「お迎えお願いします」




まぁ




必要最低限は理解しているようだ(最低限の最低限ネ)

長男

「あ、まだ渡してなかった」




こないだ整形科からもらってきた学校に提出する用紙




「まだ出してなかったのか、今日は必ず出しなさい!」




何ともずぼらに育ってしまったものだ




学校から帰っても、こちらから言わない限り弁当箱も出さない




「あ、これ、」




学校からのプリントを朝、出すヤツ




「こんなの夕べのうちに出さないと!。親のサインが要るのもあるんだから、あっ、ほら、これとか。」




「いや、それは大丈夫だよ。昨日もらったヤツだから」




「何ぃ!?」

次女

仕事が休みなのでいつまでも寝てるかと思ったら九時頃起きて着替えたりしている




「ね、お父さん、これ、似合う?」




「友達と遊びにでも行くのか」




「そうだよ〜」




黒ずくめのゴスロリだった頃にに比べれば娘も落ち着いてきたものだ




「いいんじゃない?」




至極まっとうに返した私に娘




「まぁ、聞いてもしょうがないんだけどね。今、お父さんしか居ないからネ」




「何だよ、その聞いて失敗したような言い方は!(まぁどうせよく分かんなかったけど)」
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