毎日車椅子からベッド、クルマへの移乗で父を抱えている



体重は変わらないが



拘縮が進んでいるのが分かる



肘や膝が曲がったままで伸ばす事が出来ない



車椅子でも座位が保てず斜めがち



本人はちゃんと喋っているつもりなのだろうが聞き取りずらく口数も減った



あと数ヶ月で91歳になるのだから仕方のない事だ



父はほぼ毎日デイサービスを利用している



五年過ごした老人ホームもお金がかかり、私が自宅に戻した



認知症で、今は息子の名前も思い出せない父だが



実は私が介護の仕事を始めた頃



当時老人ホームにいた父が私に言った言葉を覚えている




「なぁ、、、。ここ(老人ホーム)にはなぁんにも無いんだよ」