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0128

こんなに広くなった部屋を見たのは三年ぶり。こんなに広かったのかな。

おかえり、ただいまを交わす
あなたはもういなくて、
左側に寝転んで、腕枕の中で眠る
当たり前だった毎日はもうない。

寝相の悪い私に布団を
かけてくれる人はいない。
私の寝言を笑う人はもういない。
暗闇を怖がる私を笑わせる
あなたの笑顔はもう見れない。

お揃いの靴やシャツ、指輪、
ネックレス、キーホルダー、
居場所がなくて泣いてる。

さみしいから辛いの?
一人が怖いから嫌なの?
さみしいのは慣れっこ
一人でいるのも大丈夫

心を鬼にして、あなたを突き放した
思ってもないような事を言って
あなたは涙を流してた

あなたの笑顔が大好きだったのに
泣かせたくなんかなかったのに

馬鹿みたいに私は
あなたが追い掛けてきて
くれることを待ってた

私が突き放したのに
見えなくなるまで、ずっとずっと
扉が開くのを見てた

こうならないと、
気付けない事はたくさんあった
後悔ばかりで嫌になる

どうしてあの時気付けなかったのか
時間を巻き戻せるならいくらでも
何でも頑張れるのに

私のしんどさなんて、
あなたがいないこの部屋に比べれば
全然良かったのに、

あなたがいてくれれば
他には何もいらないって
いつも思っていたのに

どうして肝心な所で忘れちゃうかな

だけど、これで、
あなたにもし幸せが訪れたなら、
笑ってくれていたなら、
これで良かったんだって
いつか思える日がくるのかな。

いつか笑える日がくるのかな。

どうかその時まで、あなたの匂いが
消えないでいてくれたらいいのに。

せめて夢の中でもいいから、
あなたに会えることができたらいいのに。

いつかどこかで、どんな姿であっても、すれ違うことができたらいいのに。




今度までには

きっとそうだあたしはあなたの言う事全てに答えてきたつもりよ
いつもあたし素直に心の底から幸せな笑顔をしてきたはずなのに

肺の奥が音を鳴らしてきしんで結局理解出来ないまま
あなたの言葉を飲み込むふりしてそっと戦う決意をしてみた

どうしてだ?重くも軽くもない世界
たった一度だけ違った顔を見て以来
ここは無重力で 誰に笑いかけてるの?

あれも素晴らしくってこれも素敵だった
悲しいけれど切ないけれど
あれもこれも忘れるのかなぁ
そして最後にあなたの温もりも忘れるのかなぁ

遠く夕日は遥か彼方のあなたの背中も照らし続けるでしょう
なのにあたしの心は汚れていてあなたの本心すら嘘に変えそう

目を閉じて暗くあなたのいない世界

凍える夜は震えてないかって
心配だけど眠れないけど
そんなことはあなたは知らなくって
あたしの想いもあたしの涙も
幻なのか…

きっとそうだあたしはあなたの…
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