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0407

昔の私はもっと自分の事が好きで
こんなに心に穴があいたような
気持ちになる事なんかなかったと思う
忘れよう、前向きに生きよう
思ってても上手くいかない

きらきらしてる人達を見ると
自分の目はなんて汚れてるんだろうって
思ってばっかり

ここを離れたら
忘れられるのかなって思うけど、
私は私を愛してないから
また同じ繰り返しだったら
どうすればいいのかな

全部忘れたい
なかった事にしてしまいたい
お金なんていらない
優しさもいらない

何も知らなかった
子どものままに戻りたい





0405


天上天下繋ぐ花火哉
万代と刹那の出会ひ
忘るまじ我らの夏を

場違ひに冷え切つた体を
人熱に放つて流し流され
思へば遠くへ来たものだ

人生なんて飽く気ないね
まして若さはあつちう間
今宵全員が魁、一枚目よ

皆銘々取り取りの衣裳
奔放な命を被ふ化粧
隠すまじ我らは夏よ

何か知ら落ち込むだ心は
人熱彷徨つて流し流され
思へば遠くへ来たものだ

永遠なんて素気ないね
ほんの仮初めが好いね
愈々宴も酣、本番です

皆銘々選り取り全方位
獰猛な命燃やす匂ひ
臆すまじ我らは夏よ

一寸女盛りを如何しやう
この侭ぢや行き場がない
花盛り色盛り真盛りまだ

丁度大輪の枝垂れ柳
蘇るひと世の走馬灯
逃すまじ我らの夏を

一寸女盛りを如何しやう
この侭ぢやまだ終れない
花盛り色盛り真盛りまだ
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