梅にも懲りず桜かな

最初は私の希望で千駄木の旧安田邸へ。

春にここの存在を別の友人から教えてもらい気になっていたのだけれど、基本開館が水曜・土曜＋9月から1年の改修工事に入ると聞き訪問。

物凄く、豪華で素敵な建物だった！

広い邸宅だけれども広すぎず、また一見するとわからないようなところまで豪華なのだけれど、落着く趣のあるお家でとても居心地が良かった。

勿論、エアコンなどないので窓は解放されていて団扇を貸してくださるのだけど、周りは住居が密集しているのに庭の木々を揺らして入る風が気持ちよかった。

ちなみに何もかもが一点もので作り直すのがほぼ不可能とのこと。

お次は友人の希望で谷中銀座と朝倉彫塑館へ。

だったのだけど、谷中の銀座さんは私達の好みに合わず＋人が多い＋暑くて全てをスルー。
ただ通過しただけで終了。

朝倉さんは著名な方にもかかわらず私は存じ上げなかったのだけれど、ここもステキな建物だった！
アトリエ部分にある入口上と旧アトリエ部分の屋根(屋上)に作品があるのも可愛らしく。

作品もどうやって作ったのだろう？と思うような大きいものがあったり見所なのだけれど、建物好きとしてはアトリエ部分は建物の角が丸くなっていてそれだけでコンクリート建築の硬さが和らぐ感じとか、中庭が池になっている数奇屋造りの家屋部分が楽しかった。

ただ失敗したなと思ったのは見る順番。
朝倉さんの方を先に見れば感動もひとしおだったのだろうけれど、先に安田さんを見てしまったのでね…。
優先順位があったから仕方ないことだし、朝倉さんの方もステキなお家なのは間違いないことで。

どちらのお家(朝倉さんの方は数奇屋造り部分だけ)も、ガラスが大好きな古い歪んだガラスでそれでけでも見所だったし、ほとんどのお部屋に入れるのが嬉しかった。
なのでどちらも土足厳禁＋裸足の人は貸し出し用靴下要着用。
そして安田さんの方は長い裾の服は擦らないようにまくる必要があったり、貴重品以外の荷物は持ち込み不可(貴重品袋貸し出し＋荷物は入口で預け)と入館時に手間はあるけれど、そんな手間は手間に感じないほど、貴重でステキな建物だった。

建物2件を堪能しまだ時間はあったし気になる場所もあったけれど、暑さに疲れ早々と退散。
地元で軽く飲んで解散となりました。