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ちょ…

ちょ

泣いていいですか?


おかえりなさい

今すぐにでも

もう君は僕を必要としていないんだろうか

もう僕はいらない?

これから頼ってくれるものと思っていた

僕にすがる君を無意識に想像していたのかもしれない

それは僕の幻想でしか、願望でしかなかったのか

もう君の名前を呼ぶことすら許されないのなら

僕がいらないのなら

今すぐにでも消えてしまいたい

君の笑顔を見れたから、正直もう思い残すことがないんだ

でも、君との約束だから

誓いだから

契約だから

僕には消えることも許されない

僕の、僕だけのお姫さま

僕にたくされた希望

君を託された僕はどうすればいい?

君が僕を必要としないんだ

帰ってきてくれなんて言わない

君に帰ってきて欲しいのは本当だけど

帰ってきてくれなんて言えない

僕の今のお姫さまは君だから

君に帰ってきて欲しいなんて言わない

僕はいつまで堪えられるかな

僕を欲して

お願いだから僕を欲して

お願いだから

声を

やっと君の部屋にも日の光が入るようになった

見えてるんだね

眩しそうに目を眇めた君

愛しい僕のお姫さま

カーテンを開けるたび、違和感を強く感じている僕だけど、それも日常と化していくのかな

雨の色が懐かしい

もう雷も、嵐も止んだ

うるさいんだ

聞こえてるよね

日の光に足を焼かれて、ねえ温かい?

僕は毎日カーテンを開ける

早く君の声で、僕を叱って

僕のお姫さま

君は声を、誰に預けたの?

おはよう

ゆっくり、ゆっくりで、よかった

息の仕方を一瞬忘れたよ

何年見ていなかったんだろう

ゆっくり上がるまぶた

望んでやまなかった奇麗な黒い瞳

目を開いた君の瞳に、写っていた青は何?

何を見てきたの?

僕には到底分からないよ

君に写るのは僕だった

まばたきの蝶なんて、もうとうの昔に捨てたのに

許してはくれないんだね

ごめん、一番言いたかったことを言ってなかった

ねえ聞こえてる?

聞こえてるよね

おはよう

僕のお姫さま

おかえりなさい

僕の主


そして、さよなら

僕を愛してくれた人
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