とうとう部室に泊まり込んで1週間

夜中のほうもんで顔を覚えてくれたのか、春風はやっと僕になついてくれた今日

僕のジャンパーの腕はボロボロになっていた

今日もボロかきももしゃもしゃ蹄洗への移動ももしゃもしゃ、

あー!

ついに穴が開いた

今度はいかに腕をかまれないかが難関だ

早くジャンバーを買わねば!

でも、そんな春風が可愛くてたまらなかった

というより

たまらなくなった

ひたすら愛撫しては鼻面を撫でたり

今では厩舎を歩くと春風が寄って来るようになった

馬場で「はるくーん」と呼ぶと寄ってくる

僕達は常に一緒にいるようになった