話題:詩
2020/11/24 23:50
話題:詩
銀河の仕様がしようか
たまたま彼に抱かれていた
その空は私の知っている空よりも冷たくわたしの背中を軽く推した
映し出されるのもあたらしいじぶん
彼がいつも肩のちからを抜いてと言われていたのに
わたしはなかなか理解をすることもその言葉を消化出来ないでいた
わたしだけじゃないこの頭打ちの状況を彼はまるで知っているかのようにメールをくれた
このアナログなやり取りこそいまのわたしに必要なものだったのかもしれない
現在何時何分
打ち込んだ文字は実は手紙と変わらないのだ
彼がもらった涙の手紙はもうない
にじんだ文字は彼が焼き捨てたのだ
消えない文字に消える文字の行方をさがすかのようにわたしは彼を捜しはじめている自分に気付き熱いシャワーを浴びた
いちにさんしごろくなな
消えない文字に消える文字
まちがいの文字からはじまることだってあるだろ
銀河の仕様がしようか
わたしはいま恋をさがしはじめていた