リア友に言われてネタを貰ったので小一時間迷ったあげく書いた。穴掘って埋めたいぁぁあぁああ!!/////
シズイザ、来神、文化祭、18禁
学生にとって、苦しい授業から解放される登校日は限られてくる。
その中でも人気が上位にくるであろう文化祭が、来神高校にも訪れたのだった。
「おいこれ、ここにおいておくぞ」
巨大なダンボールを軽々と持ち上げている静雄が、調理係の女子に声をかけた。
「あ、うん、ありがとう平和島くん」
「おう」
女子の返事を聞いて下に下ろし、またダンボールを取りに向かう。
静雄のクラスの模擬店はいわゆる「がっつりご飯系」を提供する店なので、基本的に男子が裏方、女子が調理とウェイターと男子と女子で役回りがしっかり決まっていた。
「ねぇ静雄、僕の荷物も持ってよー」
「あ?自分で持てよ。第一お前のが軽いだろうが」
「えー、だって僕は重い荷物を持つ筋肉なんて持たなくていいもん。セルティへの深く重い愛は軽々と持ち続けているけどね!!」
隣にやってきてベラベラ喋り出した新羅の言葉を流しつつ、ダンボールを置きに行く。
「そういえばさー、静雄行くでしょ?臨也のクラスの店」
ひくりと肩を動かし、「まぁ」と紅い顔をして返す静雄に「分かりやすいなぁ」と小さく新羅は笑った。
「しかし、コスプレ喫茶とはまたねぇ。臨也もするんだろ?恋人がコスプレってそれ何てフラグ?でも、僕らが来るのを嫌がってなかったって事は、女装じゃないのかな?」
「海軍?みてーな服だって言ってたけど」
「海軍?じゃあ帽子かぶって、ってことかな?」
「多分」
ダンボールを持ち直し、歩を進めながら静雄は海軍の格好をした臨也を想像する。しっかりと着込まれた青いスーツ、ストライプのネクタイ、そして、あの帽子。紅い目がよく映えるだろう。ニヤリとあの妖しい笑みで、静雄を誘う海軍臨也。
「…悪くねぇな」
「今ヤらしい事考えた?」
「…っせぇ!!」
弛んだ頬をきっと引き締め、早足になりながら静雄は、早く午後になって仕事を終え、臨也を見に行きたいと思っていた。
「男子お疲れー、山越えたからあとはうちらやるよー」
待ち望んでいた自由を告げる言葉が女子から伝えられた瞬間、静雄は廊下に駆け出していた。
「ちょ、静雄、待って!!」
後ろからした新羅の止める声に、すごい勢いで走っていた静雄が足を止める。
「んだよ。別に臨也のとこにすぐ行きたいから走ってる訳じゃねぇぞ」
「今更何隠してるんだい?臨也からメール来てると思うんだけど」
口振りからして新羅にも来ているのだろう。ポケットから携帯を取り出すと、確かにメールが1件来ている。差出人はやはり臨也で、「やっぱり店には来るな」という旨が書かれていた。
文面に目を走らせる静雄に、新羅が問う。
「てことはさ…女装だよね、多分」
「…行ってくる」
「ちょ、ま、僕も行くってば」
新羅の言葉も臨也の忠告も無視して、静雄はマッハで臨也の店へと駆け出した。前には「コスプレ喫茶」と凝った文字で書かれていたおり、メイドを装った女子二人がメニューを配っている。
そんな二人に目もくれずにがらりとドアを開けると、「いらっしゃいませー」とチャイナ服に身を包んだ女子が出迎えた。きょろりと見渡し、臨也を探していると、後ろから聞き覚えのある声が静雄の名を呼んだ。
「門田」
「おぅ。…やっぱり来るよな」
門田が纏っていたのは、静雄が想像していたような海軍服だった。
「本当はこれ、臨也が着る予定だったんだけど…サイズ間違えちまったみたいで、急遽俺になったんだよ」
苦笑いして帽子を被り直す門田を見ながら、静雄はただ顔も知らぬサイズを間違えたドジっこに感謝をした。
「で、あいつは」
「…ほら、臨也」
という言葉に、門田のスーツの腰に、細い指がぎゅうとしがみついているのを発見する。すぐに臨也だと分かった静雄が後ろを見ようとすれば、門田を動かして盾にしてしまう。
「…蚤虫てめぇ」
「何で来ちゃうの!!くんなって言ったじゃん!!」
「てめぇが嫌がるなんて余計に行くにきまってんだろ」
「性格歪みまくりだね」
「そっくりそのままてめぇに返す」
「あっはー、何も言えないや」
二人の喧嘩は日常茶飯事なことではあるが、間に挟まれている門田にとっては冗談じゃなかった。
「おいお前ら、とりあえず、俺を解放しろ」
「ダメだよ!!ドタチンいたら俺、誰に縋って生きていけばいいの!?」
「てめぇは俺にくっついてりゃいいんだよ!!」
「男前だけど今はごめんね!!」
「臨也いい加減にしろ。どうせもう見られちまうんだから腹決めろよ」
「うー…シズちゃん、笑わないでね」
おず、と門田の背から現れたのは、所謂巫女服に身を包んだ臨也だった。
足には草履を履き、紅い袴に細い太ももを隠して、白く少し大きめの千早は臨也の指をギリギリまで包んでいた。
自分は無神論者だ、と主張する臨也だが、この巫女装束は臨也の紅い目を海軍服以上に際だたせ、また白い肌にも合っていた。
想像以上の破壊力に、思わず静雄は固まってしまう。が、そんな静雄を「バカにしている」と的外れなことを考えた臨也は、また門田の後ろに隠れてしまった。
「こら、臨也」
「あーもーだからやだったのに!!笑いたきゃ笑えばいいよ!!シズちゃんのばか!死ね!体中の毛細血管破裂しちゃえ!!」
よく分からない罵倒をして店内に入っていこうとした臨也の華奢な腕を、静雄の大きな手が掴む。
後ろにぐんっと引っ張られた臨也を胸で受け止めたと思えば、静雄はその手を掴んだまま店のドアを開ける。
呆然とこちらを見ている客やウェイター達に、一言。
「借りる」
有無を言わさない口調で言い切った静雄に、何も言い返せる人間などいなかった。状況の把握に時間がかかったのもある。が、一番はあの「平和島静雄」が自分たちに物を言っているのに、拒否をできる自殺願望者がいなかった為だろう。
方向転換をして、引きずるように臨也を連れて行った静雄の背に、残された新羅と門田は、ただ臨也に合掌をするばかりだった。
文化祭に青春をかける生徒には、主に2種類が存在する。一つは、模擬店に力をいれる者。そして、体育館などで行われるステージ発表で一花咲かせようという者だ。
静雄がつれてきたのは、その後者の人間達の声が響き渡る体育館の、暗い倉庫だった。
汚いとまではいかないものの、綺麗とも言えない倉庫でやっと、巫女装束を着た臨也の腕は解放された。
「っはぁ、何なのシズちゃん。意味わかんない死ねよ。しかも歩くの異常に早いし」
「うっせぇ」
「あのねぇ…まぁ、サボれるからいいけどさー。どうせなら学ラン持ってくる時間くらい欲しかったなぁ」
どうやら臨也は、静雄が臨也をクラスから解放させてやる為に、こちらに連れてきたと思っているらしい。
はー、と、敷かれているマットの上に胡座をかき、暑いのか手で顔を扇ぐ臨也の後ろに、静雄は回って、自分も腰を下ろす。と、ひょいと臨也を持ち上げ、自分の胡座の上に臨也を乗せた。
「ちょ、シズちゃん?」
恥ずかしいんだけど、と、臨也は困ったように、少し照れながら、振り向いて笑う。
が、いつもと違いしかめっ面のままの静雄に、臨也はおや、と首を傾げる。
「…何、どうしたの」
「…気にいらねぇ」
「主語は」
「…てめぇが」
「どうしてかな?」
「全部だ全部!てめぇが可愛いのも、門田のやつにべったりなのも、てめぇに見とれてた奴らも!」
いきなりの耳元での怒鳴り声に臨也は眉を顰めるが、途端に「ひっ」と情けない声を上げた。
静雄が耳たぶを舐めたのだ。
「ちょ、シズちゃん待って」
「はぁ?待つと思ってんのか」
「いやいやいやいや!!おかしいおかしい何なのこの空気!ヤんないよ?!」
「てめぇの意見なんか知らねーよ」
「そういう俺様なセリフやめたほうがいいよシズちゃん、本当にダメだって、外、人いるし、ちょ」
ぎゃんぎゃん喚く臨也の首をするりと撫で、その手は千早の上から、上半身を目一杯に愛撫する。と、若干反応しだした乳首に指が触れた。
「っん」
くぐもった声が漏れた瞬間、乳首は両方の手で、服の上から弄くり回される。片方はつまみ、片方はこね回すように。次第に我慢出来なくなった臨也の口からは声が溢れ出した。
「んんっ…あ、ん…はぁっ…」
すっかり力を無くした臨也に調子を得た静雄は、スカートタイプの袴の上から主張している臨也の中心に手を伸ばす。
「ふぁっ」
胸への愛撫よりも大きな快楽に大きな喘ぎを発してしまった臨也は、はっと口に手を当てる。
「んだよ、せっかく声出始めてたのに」
「っ最低だよね君…」
「まぁ、安心しろ。あとからそんな余裕無くなるんだし、今だけは抑えるの許してやるよ」
にやりと笑いながら静雄は、中心を袴ごと掴んで扱く。
「んっ、ぅひぃ、んぁぁあ…んぅ、うっ…も、はぁ、出るぅ」
「は、だから何だよ」
「うー…シズちゃ…お願い…脱がせて…服、汚れちゃぅう…」
半ば泣きながら頼み込む臨也に支配感を感じつつ、「しょうがねぇな」と静雄の手が、スカートの袂をめくり上げた。
長いその紅い袴を、臨也の下着に隠れた中心がしっかり見えるまでたくし上げ、下着を脱がす。窮屈だった下着から解放された中心は、フルフルと震え、先からは先走りが溢れていた。
「やーらしー」
「っさい…も、早くっ…」
「わーったよ、せかすな」
静雄の手のひらが中心を握り、また律動が始まった。時折先を抉るように弄ってやると、臨也の体は弓なりに反る。
「んひっ…も、もうだめっ…」
「ん、イけよ」
「あ、ぁぁあぁあっ!」
一際大きく体を反らしながら、中心から出た液が静雄の手に付着した。はぁはぁと息を切らす臨也の頭を撫でた後、静雄は臨也をもう一度持ち上げた。
「…何」
「こっち向いて座れ」
「え、いいじゃんこのまましようよ」
「てめぇの顔が見えねぇだろうが」
静雄は焦れったそうに臨也の腰をする、と撫でた。
「…いちいちセクハラしないでよね」
といいつつ素直に静雄に向き合う形で跨った臨也。素直な彼に気を良くした静雄はにやりと笑い、臨也の臀部に手を回した。
後ろから袴を捲り、臨也の双丘が露わになる。何度か揉みしだくと、そこを開いて後孔に、人差し指を挿入した。
「あ!」
「慣らすぞ」
「く、ぅん…」
最初は浅く、徐々に深く、臨也の直腸内を犯していく。後孔はどんどん拡けていき、時折ぐちゅ、と淫磨な音を立てた。
「は、はっ…やぁあぁっ」
「いざやくんはここが好きだもんなぁ」
くすりと、嬉しそうに笑う静雄の指が刺激したのは、奥の小さな凝り…所謂前立腺である。
「や、ん、そこ、しないでっ」
「嘘だな」
「ひゃぁぁあう!!あっ…あっ…!!」
指はどんどん増えて行き、そのたびに前立腺を刺激する力も大きくなった。3本入った頃には、臨也の口からは嬌声以外出ることは無い状態である。
「ん、んっ…あぅ…あ、ぁっ…」
「臨也、」
「ん、シズちゃんっ…」
「…いいか」
「いいからっ…も、我慢できなっ…」
臨也の言葉を合図に静雄は自分のスラックスの前をくつろがせ、自分の脈打つ中心を、後孔に当てる。
どくどくと鼓動が後孔から伝わり、臨也は生唾をごくりと飲んだ。
「っふ」
「ぁあぁあぁああぁっ!!!」
一気に後孔に突き入れた静雄は、そのまま休む事なく律動を開始した。
「ひ、早いっ」
「バカ、俺はまだ一回もイってねぇんだぞ」
「う、ぁっ、あ、」
少しずつ早くなるスピードと、先ほどより遥かに大きくなった前立腺の刺激に、臨也の中心からはまた先走りがでていた。
「もぅっ…シズちゃんっ…中、いっぱい出してっ…シズちゃんの…!!」
ワイシャツにしがみついて懇願する臨也に、静雄の中心はまた膨らんだ。
「っ、クソ、」
「うや、あ、あ、あ、っふぁぁあ!!」
完全に気を失った臨也を抱えながら、静雄はさらりと綺麗な髪を撫でた。
「…これどうすっか」
白濁塗れの巫女服を見ながら、静雄は苦笑いを零した。