ヒメコウゾ



山に入る…ってほどでもない、森の縁で。
日射しにちらりと光ったのは、食べ頃に熟れたヒメコウゾの実。


早速、いくつか摘んで沢で濯ぎ、小僧の口にほおりこんでやる。
おそるおそる…って表情でかみしめ、それから。
びっくりしたみたいに見上げる目がまんまるだった(笑)


甘いゼリーみたいなんだよ…美味さはヤマボウシ級。


俺はその場では食べなかった。
一応、木の実草の実拾い食いは厳禁なんだよな〜(T_T)
摘んだヒメコウゾは女房への土産に持って帰り、許可を得てめでたくひと粒味わうことが出来た


懐かしい甘さだ。


しかし。
森で小僧と木の実を摘む図…って。
さながら『親子クマ木の実を食らう』って感じだったんだろな(爆)