欠けた月 砕けた宇宙
その残骸に混ざる地球
太陽が消えた 私の目に光が消えた
現れた混ざり合った大宇宙(オオゾラ)
混濁した思考回路
混ざった宇宙に消えたい私
存在意義を求めた彼
もう此処にはないモノでした
孤高の存在にすら成れず
砕けた大宇宙を仰いでいた
かみさま あなた様がもし居るならば
混ざった宇宙の世界を無に帰して
なかったモノとして欲しい
欠けた月?
いいえ 砕け散った月の残骸よ
消えた太陽?
いいえ かみさまが消したのよ
混濁した思考回路?
いいえ 私が濁した夢の残骸
It returns to nothing in space
(宇宙は無に帰る)
仄かに香る香水は
私が誕生日にあげた物
嬉しくて寄り添えば
照れくさそうに顔を背ける
絡めた指に緩く籠もる力
高鳴る胸は収まらず
見上げれば視線が絡み合う
夢みたいに幸せで
いつか離れてしまわないかと
不安になる程
息が白くなる程 寒いのに
風が強く吹いても大丈夫
コート越しに伝わる体温
不安定な心を満たしてくれた
With dear and the perfume
(愛しさと香水)
朝の微睡の中で
私は夢街道を歩く
意識の覚醒の為に息を深く吸い
力を抜けば自然と息をはく
ぼんやりと霞む朝
体はあまりにも重すぎて
十分に睡眠は取れたのに
起こせない体
ふと伸ばした手は
隣で眠る貴方の掌を取る
差し込む日差しは暖かく
しかし冬の寒さが邪魔をする
すやすやと眠る貴方の横で
もう一度 眠りについた
Your sleeping face is calm
(貴方の寝顔は穏やかで)