狼少年のうた

今日もベッドの上
自分の好きな音楽を聞いて
時計と窓の外の色を眺めて
一日が終わる



仕事に行かなくなってから
何日経ったっけ

僕の家を訪ねる人なんて
居ないから

毎日一人部屋に居ると
ここだけ生きてないような
不思議な感じがする



生きる事を諦めるって

こんな感じなのかな

何をする気も

おきないんだ



大切な事なんて思いつかない


楽しい気持ちなんて感じない


これ以上続ける意味がないって
最近強く思うようになってきた



部屋を綺麗に片付けたら

お風呂に入って薬を飲もう

ずっと眠れるように


人は死ぬ時

白い世界を見るんだ


僕はいつも一歩手前で
白い世界に入れない


今日は見れるような気がする
白い世界と白い薬で




僕が死んで

夢がひとつ見れるなら

願わくば

君の笑顔を