ロットワイラーのエンジェルと
マニャ〜ナ!
2012/08/26 13:05
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最近のエンジェルとスカーレットの様子。わが家の玄関で。

以下メキシコ人の友人との会話

ねぇ、マリアいつ掃除するの。ホセ、車洗わなくちゃ。

返ってくる答えは全部…マニャ〜ナ!(明日)

なぜメキシコ人たちはこうも楽天的であくせくしないのだろうか。これはこの国の大きな魅力のひとつでもある。

貧富の差、麻薬問題、失業率など未来にそれほど展望があるように思えないのにこの陽気さは…なんだろう?!

以前、メキシコで中流の上のレベルの家庭でしばらくお世話になったことがある。家事全般は、数名のインディオの召使いが担う。

ご主人様たちは、同じ経済レベルの仲間たちと音楽や芝居などの芸術文化を享受し、毎日の生活を楽しんでいた。英語もある程度通じる。

一方、下層民にも頑張っても希望が見いだせないからか、やはり毎日を楽しく暮らせればそれでよしとする共通の意識がある。少なくとも、上を見て妬んだり、近づこうと努力することはない。

ところが…わが国は、先行きの見えない問題が山積みとはいえ、生活レベルは世界最高水準に達している。メキシコの下層民とは比べられないほど裕福なのに、心の余裕がない。生活水準と幸福度が反比例しているのではないだろうか。

しかし…たぶん、いやきっとメキシコは私が当初考えたよりもずっと階級社会なのかもしれない。

もともと裕福なコンキスタドーレス(征服者)は、ゆったりと恵まれた暮らしができる。そして、貧しい被征服者たちは「分」をわきまえあくまでも限定された環境で生きる。「機会平等」などという意識も持たないような印象を受けた。マニャ〜ナ…そうやってやり過ごす術を身につけたのだろうか。

質素だけれどお金に振り回されない豊かな暮らし…今日もマニャ〜ナ!と楽天的に言えば、「心は五月晴れ」というか !

エンジェル地方では朝夕涼しくなってまいりました。



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