「あれ、この写真…。」
臨也さんのアルバムを見ていた俺が見た写真は、同級生として一緒に写るには明らかに雰囲気が可笑しいものだった。
はにかみながら、少し緊張した面持ちで頬を赤らめて寄り添う二人はまるで付き合い始めたばかりの初々しい恋人同士のようで…。
「なんだ、これ…?」
「正臣くん、どうしたの…?」
「っ?!」
食い入るように写真を見ていた俺は、臨也さんが近づいてきていたことに気づけず、見ていたアルバムを思わずバタンっと勢いよくしめてしまった。
「正臣くん、それ…。」
「臨也、さん…」
「それ、どこまで見たの?」
ただならぬ雰囲気の臨也さんに、このアルバムは見てはいけないものだったのだと悟った俺は咄嗟に嘘をついた。
「ああ、確か入学式あたりです!まだ真新しい、ちょっと大きめの制服に身を包む臨也さんがすっごく可愛かったっす!!」
「そ、そう…。」
「はい!」
「じゃあ、ご飯にしようか。先、用意してるね…。」
中途半端ですみません(><)なんとか正誕に間に合わせたかったので、こんなになってしまいました。
とにかく、正臣くん誕生日おめでとう!
新羅が池袋に戻ってしまい、何もすることがなくなってしまった臨也は手持ち無沙汰にソファーにだらりと腰掛けた。
「大丈夫だから、かぁ…。」
本当は全然大丈夫なんかじゃないのに…。
でも、そんなことを言ったら新羅はきっと今以上にここに頻繁に訪れるようになってしまう。
一度、自分が大体日本のどこら辺にいるのか新羅に聞いた時、教えてくれた場所は池袋からは想像以上に離れていた。
新羅があまりにも頻繁に訪ねてきてくれるものだから、てっきり池袋とは目と鼻の先にある森の中の屋敷だと思っていたのに。
この場所は、まるで池袋から隔離されたかのような所に位置していたのだ。
そのことについても問うたことがあったが、苦笑しながらはぐらかされてしまったので、それからは特に聞くことはなくなった。
臨也にとって、新羅は絶対で唯一だったから。
臨也は新羅の言葉はいつだって、臨也を守る為の言葉だと知っていた。
記憶喪失である自分に家を与え、服を与え、そして、愛情を与えてくれた。
自分のことがわからない臨也にとって、不安な時、心細い時に傍にいてくれた新羅の存在は、自分で意識している以上に大きなものへとなっていた。
新羅に導かれるまま、身体を捧げてしまうほどに…。
だからこそ、臨也は新羅の負担にはなりたくなかった。
優しい新羅を困らせたくなかったのだ。
新羅が頻繁にここを訪れてくれるのは、すごく嬉しい。だけど、仕事で疲れている新羅にこんな遠い所に何度も来てもらうのはいたたまれないのだ。
新羅が大切だからこそ、身体を大切にしてほしい。
自分は、電話で新羅の声が聞けるだけで、時々会えるだけで幸せだから。
さっきまで新羅が座っていた場所を指でなぞりながら、臨也は光るものを見つけた。
「これ、新羅の…ナイフ?」
そこには、医者である新羅が使うメスというには堅苦しく似合わない、キラリと光るよく手に馴染む刃物。
「なんだろう、何だか…懐かし、い……?」
「新羅のお医者さん道具…なのかな……?こんな所にも持ってくるってことは、大切なものってことだよね?届けた方がいい、かな…。」
『いい?臨也、ここから出てはいけないよ?』
臨也は、新羅に言われた事に関して常に従順だった。
『池袋は危険な場所だから、臨也の体では環境に対応できないんだ。』
『何かあったら、飛んでいくから。』
『だから、』
『絶対に、』
『池袋に“だけ”は、』
『来ないで…ね?』
皆様お久しぶりです。
暫く更新お休みしてしまい、申し訳ありません。
地震の影響は如何でしょうか?余震は少しずつ減ってきてはいますが、お互い、常に警戒し気をつけて過ごしましょうね。
そして、今日は臨也くんの誕生日ですね(あとシズちゃんの中の方)、おめでとうございます!!
誕生日にシリアスドロドロで申し訳ないですが、小説更新なんとか間に合い良かったです!
それでは、乱文失礼しました。
3月11日に東北関東大震災が起こりました。
皆様、ご無事でしょうか?
皆様が無事であることをお祈りしています。
以下、返信です。
柚木彩都さま
コメント本当にありがとうございます(><)
私の方は、停電や余震はありますがなんとか落ち着いています。
柚木さまも無事で本当に本当に良かったです(><)
まだ余震もありますし、お互い気をつけましょうね(><)
それでは短く乱文になってしまいましたがこれで失礼します。
コメント本当にありがとうございました(>_<)
ぱんださま
コメントありがとうございます!
ぱんださまも無事で良かったです(><)
こちらも余震や停電があります。
まだ余震もありますし、他にも問題が出てきていますし、お互い気をつけましょうね(><)
それでは短く乱文ですが、失礼します。
コメント本当にありがとうございました(>_<)
新臨拍手文更新しました(^^)
前回に引き続き、病んだものになっていますがお読み戴けたら幸いです(^-^)
以下、コメント返信になります(^^)
→初めまして、いつも亜零様の〜様
コメントありがとうございます!
こちらこそ、ありがとうございます(^^)今度、ぜひまた訪問させていただきますね(´∇`)
更新頑張りますので、これからもお付き合いいただけたら嬉しいです(^-^)
それでは、コメント本当にありがとうございました(^^)
→サイト存続という事でとても〜様
コメントありがとうございます!
ファンと言っていただけて、とても嬉しかったです(>_<)光栄です(^///^)
また読んで戴けるよう、出来るだけ更新頑張りますので、これからもお付き合いいただけたら嬉しいです(^^)
コメント本当にありがとうございました(>_<)
→れみ様
コメントありがとうございました(>_<)
安心したと言っていただけて、私も安心しました(^□^)
情報屋さんに首ったけがお好きとのことで、とても嬉しいです(>_<)
れみ様に喜んで戴けるよう、また更新頑張りますね(^^)情報屋さんもアップできるよう精進したいと思います(^-^)
それではコメント本当にありがとうございました(>_<)
→ぱんだ様
はい!こちらこそ宜しくお願いしますm(__)m
新臨は公式になりましたよね(笑)私も小説読んでびっくりでした!
もうなんというか、臨也があんなに新羅を意識(笑)してるだなんて…(>_<)
やばいよシズちゃん!強敵現るだよwとなりました(^□^)
ああ、なんだか激しく新←臨←静が書きたくなりました(笑)
それではコメント本当にありがとうございました(^^)