「プラネタリウム」
梨屋アリエ
借りて読んだのは中2のとき。ある意味すんごく衝撃的だった。
もし、お気に入りの本を3冊教えてと聞かれたら迷わずこの本を選ぶと思います。
空からフレークが落ちてきたり、木になった少女とか、羽を必死に隠す少年、足元が浮いてるセンパイ。
斬新で斬新すぎて驚いた。スキ。
梨屋アリエがすきになったきっかけでもあって、思い出深い一冊です。
それぞれの話がプラネタリウムに関係していて、面白い。
手元に置きたいなあ。
::群青
by阿部芙蓉美
キイロい風船ちらつかせ、佇む彼女に心奪われました。
典型的な「いい声」だなあと初めて聴いた瞬間に思った。落ち着いた大人の声ですごく魅力的。
色は透明。
たくさんの音楽を聴いてきたけど、声の色が透明な人には初めて会った。
頑張りすぎない、ありのままの自分がいるみたいで安心する。
インスピレーションがビッビッビッと。
近々、アルバムがほしいですー
「海辺のカフカ」村上春樹
★★★★★
村上春樹の本はこれが初めてでした。一番めにこの本が読めてとてもよかったなあと思います。
読みはじめから惹き付けられてしまいました。他には絶対ない、不思議な感じがしました。
「カラスと呼ばれる少年」は結局、あやふやなものとしか捉えられなかったけど、初めてにしては上々だったかな。
また挑戦してみます。
登場人物ではホシノちゃんが一番すきです。彼のファッションには脱帽かつ感動させられた‥
カーネル・サンダーズのおっちゃんも大好きです。
そして小説の中でのとても重要な老人。
読んでからだいぶ経ったからか名前が思い出せない‥あ。ナカタさん。ナカタさんです。
猫さんと話せるナカタさん、すごく羨ましいです。尊敬するなあ。
人物ひとりひとりが魅力を持っていて、小説だと思えませんでした。
村上春樹ワールドはふわふわ漂う感じがしました。
「檸檬のころ」豊島ミホ
★★★★★
地味は地味なりに青春がある。
出てくる登場人物は特別かわいいとか、目立つとか勉強ができるとかはなくてただただ地味で普通な高校生の青春について書かれています。でも内容がまったく被らない、カラフルな小説です。
些細な行き違いや誤解などを巡って物語があって、読み進めるとマジでおもしろいです。
短編集です。なかでも、司法試験に5回落ちた人の話がしみじみとしました。いいです。
豊島ミホさんに憧れます。影響うけまった。
::Missing
byELLEGARDEN
昨年の夏、電車ん中でよく聴いてました。けして明るい曲ではないけど、雰囲気がすきでした。
印象に残ったのが、歌詞に「ソーダの中の宝石」という文があって、安易にキラキラする宝石とか輝く宝石とかという表現を用いないでここまでみずみずしく、宝石の綺麗さをだしているところ。
私は、ソーダの入ったガラスのコップの底に、シュワシュワと泡をつけながら淡く光っているそれを想像しました。
ELLEは詞と音にひきつけられます。