話題:本の感想
ジェフリー・ディーヴァー著『ボーン・コレクター』上下巻を読み終えました。
地面から突き出た手。その薬指の肉は丹念にそぎ落とされていた。
凄惨な現場と不可解な遺留品。ニューヨーク市警は元中央科学捜査部長リンカーン・ライムに協力を要請する。
ライムはとある事故により首から上と左手の薬指以外の感覚を失っているのだが……?
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安楽椅子どころじゃない安楽椅子探偵が主役のサスペンスミステリ。
上下合わせて700ページ超えですが気づいたら日またぎコースで一気読みでした。久々に海外ミステリ堪能したー!
残された証拠に潜むメッセージを紐解きながら犯人を追うライムたち。チリチリするひっ迫感と個性溢れるキャラクター同士のぶつかり合いがたまりません。
ミステリであると同時に生きることの輪郭というか『ふち』のようなものを考えるヒューマンドラマでもあると思います。
以下、ネタバレを含むので追記にて。
リンカーン・ライムシリーズは他巻の感想もこのブログ内で書いています。