叫びたくて口を開くも
言葉はただただ、喉元で熱く熱をもち塞き止める。
締め付ける苦しさにもがき苦しみながら人生を全うするのかしら?
愛してるすら苦しくて
大嫌いすら言えない世界。
何も見えない解らない。
そんな暗闇、夜明けなんて見えやしない。
年明け。
振り返り?
前を向く?
どちらもちがうしどちらもしない。
今日もまた朝が開けたら何も変わらないそれが待っている。
いってきます。
いってらっしゃい。
一人で会話を繰り返した。
くるくるまわり、まわりまわる。
ゆらゆらゆれる、貴方はだあれ?
蜃気楼のようにつかめない、私によく似た貴方はだあれ?
不思議、ゆらめき、きらめきらめく、
手にナイフ
うすら笑いを浮かべてさ。
後ろの正面だあれ?