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ゆらゆら


いつまでも、ゆらゆら、ゆらゆら、落ち着けない

交際から結婚と順調に過ごして、夫は毎日私に起こされ私の作った朝食を食べ、行ってきますのキスをして出勤していく
日中、私は、週に2回ほどスーパーに買い物に出るとき以外は一人で外出はしない。洗濯は2日に1回程度。毎日の夕飯も、夫は品数を求めない人だから野菜多目のメイン、副菜をひとつふたつ、あとは汁物とご飯と。その程度。

仕事は、子どもが出来るまではなにかパートかアルバイトかしなくてはなぁと思っていたけど、いざ探すとなると怖くなってしまった。夫にそれを伝えると、無理はしなくていいよと言ってくれた。私は甘えることにした。
家計は基本的に夫が管理してて、私は毎月食費と雑費として数万円もらってる。余ったら、それは好きにしていいよ、と。

毎日満たされてる
大好きな夫に尽くして、夫から大切にしてもらって、怖い怖い外の世界から離れて生きていけてる。
狭い狭い自分の大切な世界だけで生きていけるこの環境。安定してて穏やかで守られてる世界。

きっとこの世界は、私が居なくても穏やかに過ぎて行く世界なんだろうなって気がして、やっぱりあの頃に死んでおけばよかったなぁって思う。若い頃は、まだ、死へ突き進む勢いがあった。沢山のお薬を飲んだり、沢山自分を傷付けたりすることを躊躇わなかった。でも私は生きてきた。いまはそんな大胆なことをする勢いを持てなくなってしまった。

毎日幸せで、辛いことなんてないのに。

でもなんでだろう、なにかが苦しい。なにが苦しいのかわからない。生きづらい。今さら1から10まで辛いことを掘り返される病院にも行きたくない。苦しい。なんで生まれてきたんだろう。自立すれば、大人になれば、結婚すれば、そんな沢山の分岐点に期待して頑張ってきたつもりだけど、どれを経験しても根底の重さが無くならない。疲れた。

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