*結末は改@
お題:止まった時計(オリジナル題)
※修正版


話題:140文字小説に挑戦!

***
「蹴り飛ばしちゃったの」と彼女は宙を見つめながら虚ろに告白した。わざとではなかったが、窓のカーテンを引いた時に勢い余って、敷布団の枕元に置いていた目覚まし時計を蹴ってしまった。それは誕生日に友達からもらったお気に入りの時計だったのに、蹴った衝撃で転がり、針が止まってしまったのだ。

壊れたと思い、上下に振ったり叩いたり、電池を交換してみたりしたが、針が動き出すことはなく。お気に入りだったそれが動かなくなっただけでもショックなのに、その後時計をくれた友達と些細な事で喧嘩し絶交。それから間もなく彼女は学校の階段から落ちた。どうしてこんなことに、と彼女は顔を覆う。
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18/02/12 13:59 140字形式


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