スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

今も臨終の時も祈り給え

東京では2つの展覧会へ行きました。国立西洋美術館のグエルチーノ展と、国立新美術館のルーブル美術館展です。





グエルチーノは日本ではほとんど知られておらず、これが国内初の展覧会だとか。とても興味深く拝見しました。こんなにたくさんの宗教画を見るのは久々だったので少し疲れました…。「聖母被昇天」はとても素敵でした。いつまでても見ていられる。

かのゲーテは彼の作品を見るためにわざわざイタリアのチェントへ行ったほど。今回はグエルチーノ作品を多く所蔵しているチェント市立絵画館から借りているそうです。その絵画館は2012年5月に大地震により被災、今展の収益の一部は復旧に充てられます。チェント市立絵画館の一日も早い復旧を願うばかりです。




ルーブル美術館展は開館前から行きましたが、人の多いこと!展示室へ入るにも長蛇の列が出来ていましたので、座り心地の良い椅子からしばらく様子見してました。

目的はフェルメールの「天文学者」。彼に会うために飛行機に乗ったのですから、一番最初に挨拶しときたいと思いましたが…さすが人気者。簡単には寄せ付けてくれません遠くから一目見て、まずは他の所から周ります。

ブリューゲルが来てるだなんて!嬉しい限りでした。世の中を斜めから見れる観点…素敵です。皮肉まじりとか、教訓が刷り込まれている絵は見ていて飽きません。レンブラントの「聖家族」も大人気でした。

  

ジャン=バティスト・グルーズの「割れた水瓶」。危うすぎる魅力。アンバランスにまた惹かれます。

結局「天文学者」は3〜4回は見た気がします。人が多いとじーっと見られないのが難点ですが、楽しい展覧会でした。自分へのお土産に買った塩味のポルボローネが美味しかったです。もう1つ買えばよかったな…。
前の記事へ 次の記事へ