そこにいられるだけで良かったのに
君の思う青と僕の思う青が同じだったとき
この世界に退屈なんてなかったんだ
一緒に映画を観たって
口を揃えることが出来たし
言葉なんて無くても
氷がグラスを鳴らす音に
心を通わせていたはずで
なにか新しいものが僕らの関係に入ってくるときだって
それは日を浴びる植物のように糧に出来たのに
何時の間にかウィルスを排除できなくなった様な
そんな時間が目の前を過ぎて行くのをどうして止められなかったんだろう
僕らにはもう何もないよ
僕の思う青はもう君の思う青とは違うのかな
目を閉じたらそこに溢れていたはずの景色
僕の思う青はもう君の思う青とは違うのかな