少し肌寒い春風吹いて
桜の花びら舞う中を幾度も手を繋いで歩いたね
隣で子供のようにはしゃいでいた君のくしゃくしゃな笑顔、今も忘れられない
ねぇ もしも願ひとつ叶うなら君も僕と同じ事ねがうの?
どんなに想い合っても
一緒にいれないこともあるなら僕はもう...
ずっと同じもの見ていたかった
ただ信じてほしかった
変わりゆくまわりに染まらずに僕らは僕らのままでいたかったんだ
どんなに強く抱きしめ合っても
どんな深い口付けかわしても
君はまるで一つにはなれない哀しさに溺れる魚だね
愛し過ぎるくらい愛されたけど
壊れるくらい憎まれて
もう何処にもいけない心でした
本当はただ幼き日々のように無垢なまま
何かを疑ったり求めたりしないで
ただただ、一緒にいたい気持ちひとつで笑い合いたかった
もうすぐ満開になる思い出の桜の木の下で
ただ、君の幸せだけを願う
春はいつまでも続くんだろう
生まれ変わったら今度こそ結ばれたい
そう涙を静かに流した呟いた君を瞼の裏に隠しながら