2011年9月5日月曜日

2012.6.4 Mon 19:28 :詩
詩137 紫陽花の日

 




『紫陽花の日』





















ねえ神さま 祈らない僕のこと

やっぱり嫌いなんですか

つらいとき悲しいときだって

祈るどころか恨む僕なんて






知らずに愛に育まれて

やさしい気持ちだけ

ピカピカに磨いてきたのに

年に何度もくる命日






一張羅のスーツ着て

久々に手ぐしで髪なでて

いつもの花屋で紫陽花買って

ショーウィンドウに笑ってやる






最近じゃ

みんなに会いにいくようで

実は

自分に会いにいくような

気がしてるんだ






相変わらず空は綺麗だよ

花も枯れても

また咲いてくれる

星は

ときどき恥ずかしがって

雲のうしろに隠れちゃうけど






さみしいよ

ただ

いてくれるだけで

よかったのに






相変わらず空は綺麗だよ

花も枯れても

また咲いてくれる

星は

ときどき恥ずかしがって

雲のうしろに隠れちゃうけど






さみしいよ

ただ

いてくれるだけで

よかったのに






さみしいよ

ただ

ただ

ただ

さみしいよ。
















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