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出産覚書。

1月24日の、娘の出産ストーリーをだらだらと。



24日0時35分頃、寝ようと思ったら突然の破水。
なんかぷつって感覚があった後生理みたいな流れ出る感覚が止まらなくて超焦る。
涙目でだけさん起こして病院に電話。
「本当に破水かどうか判断するために、ナプキンあてて30分待機」命令。
こっちは超焦ってるのに看護士さん超冷静(当たり前か)

30分間ずーっと漏れ続けナプキンも使い物にならなくなったので本格的に破水という事で即入院。
ヨロヨロ歩きで部屋へ。
分娩予定の病院は陣痛待ち→分娩→産後ケアまで全部同じ部屋なのでベッドでゴロゴロしながら先生待ち。
だんだん腰が割れるような痛みがやってくる。痛い。

朝6時に先生到着。診察。
激痛の内診後の絶望する一言。
「子宮口全然開いてないね」
こんなに腰痛いのに!?

というわけで、破水もしてるので朝9時くらいまでこんな感じだったら陣痛促進剤使います、との事。
症状に名付けるなら前期破水・微弱陣痛、らしい。

身内に陣痛促進剤使った人多いし、使った方がお産が圧倒的に早いイメージあったので、これは全く怖く無かった。
…けど、ね。

10時半頃、促進剤開始。
したら。
吐きそうなくらいの激痛…!

促進剤で急に良い陣痛が来たらしく、普通なら段々と強くなる痛み(ゆえに慣れてくるらしい)がどーんと来てしまったらしく、慣れないまま強い陣痛が来て耐えられなかったらしい。

痛みで泣きじゃくりながら、無痛分娩に切り替え。
この間の先生待ちが地獄のような時間だった…
おばちゃん助産士さんの手が温かくてずっと握ってくれてたのがまだ救いでした。
12時半か13時くらい?に、無痛分娩開始。
腰に針刺して、少しずつ効くらしいけど私の場合割とすぐに効いてきた。


最初はちょっと怖かったんだけど、本当にすっと痛く無くなって、立ち会いのだけさんや助産士さんと談笑出来るくらいに。
近くに出来る病院があるのなら、私は強くオススメします無痛分娩。
なかなか出来る所無いし、費用もそれなりにするけど…あの地獄の時間がいつ終わるのか判らない絶望感から解放された瞬間は本当に泣きたくなるくらい嬉しかった。

※デメリット
私はあまり薬の副作用出にくい方だと思うんだけど、それでも麻酔終了後に発熱(37.5℃)と吐き気の副作用はありました。ただ耐えられる範囲。
夕飯食べて薬飲んで寝たら熱はケロッと下がったし。
あとは分娩時にいきみにくい。
結局は麻酔なので体に力が入らないのよね。
そこは先生や助産士さんがしっかり指導してくれるけど、ちょっとたしかにいきむのは大変。


※メリット
先生曰く、普段生理痛が痛い人ほど陣痛は痛いらしくて、生理痛が酷い人ほどオススメとか。
痛みで倒れちゃう人もいるらしいし…
あと産後の回復が普通より早いらしく、その後入院中に赤ちゃんと触れ合うタイミングを増やせる。
何より地獄の苦しみから解放される。普通は分娩直前に会話なんて出来ないし。
たぶん、普通分娩にしてたら苦しすぎてだけさんにキツく当たってたと思う。
無痛に切り替える前、すごく心配してくれてるのが判るのに痛すぎて邪険に扱ってしまったし…
あと…とにかく1分でも眠れる。
夜中スタートだったもんで1分でも多くうとうとだけでも出来た方がお産が楽に進むという事で、無痛にしてから分娩までそれなりにうとうと出来ました。
向かいではだけさん爆睡w


そんなこんなで促進剤使ってからはあっという間に子宮口が開き、15時半くらいにはほぼ全開。
そこからいきんだり、深呼吸したり、途中で力尽きて寝そうになったり(イクナイ)
助産士さんの邪魔にならない程度にうろうろするだけさん。
もう頭見えますよ、て言われてからはちょいちょい股から見える頭を覗き込むだけさん(ものすごく気が散る)
一生懸命いきんでる横でにやにやしてるだけさん(ちょっと腹立つ)

そんなこんなで、なんとか16時29分に、女の子を出産。


小さい!
とにかく小さい!!!
2630gらしいんだけど…私が小柄だからそれくらいがちょうど良い感じらしい。
元気よく泣いてくれて、でも私のお腹に乗せてもらったらふにゃ?という顔でこっちを見てて、お母さんの声に聞き覚えあるんだね、と言われた途端ぶわわ!と涙が…

ようこそ、これからよろしくね

って2人で声かけて。


産後ケアしてもらった後少ししてから先程書いたように副作用の吐き気と発熱。
もう少し娘と戯れたかったのに、ダウン…

でも、薄れる意識の中でちらっと見えた、娘を抱っこする幸せそうなだけさんの横顔、たぶん一生忘れない。




(…本人は「どうしていいか判らなくて固まってた」らしいけどねw)




破水だから分娩まで完全に飲まず食わず。
それでもって産後の吐き気と発熱で夕飯はほとんど手をつけられず…
薬飲むために無理矢理少し食べて、ダウン。
夜のトイレに起こされた時には完全に熱も下がり、元気になってたので看護士さんに温め直してもらってもうちょっとご飯食べました。
久しぶりのご飯は本当に美味しくて、胃が駄目になってなかったらそのまま完食したかった…!
分娩出来る病院探してる時にたまたま寄った郵便局のお姉さんに「ご飯が美味しいですよ」と奨められただけあって、ここの病院のご飯本当に美味しいです(*´∀`*)
翌日からのご飯は毎回美味しく完食してます♪


無痛分娩だとしばらく歩けないから、尿を管使ってとってもらうんですよ。
それを数回やったから、尿意が判らなくなったり、出にくくなったりする事があるとか。
だが普段から頻尿なもんで、今の所全く問題無しw
毎回消毒とか腫れた所に薬塗ったりとかしなきゃいけなくて、ちょっとトイレが大変なんだけどね。


そうそう。
本当はこの日、だけさんは出張予定だったんです。
なのに夜中の急な破水、夜中1時に病院送ってもらってから3時半まで一緒にいてくれて。
出張大丈夫なのかな…と腰痛に苦しむ中不安に思ってました。
あと立ち会い出来ないのか…と、ちょっと悲しくなったり。

なのに。

会社の人に事情話したら
「何やってんだ!いいから休め!」
って送り出してくれたらしくて。
朝9時に促進剤の説明を聞くために家族に来てもらう予定だったのですが、だけママさんに頼む予定でいたのに、一緒にだけさんもいて。
姿見た瞬間にぶわ!となってしまって。
本当に、心細かったから…
いてくれて、本当に心強かった!!

寛大な会社の人たちに、本当に本当に感謝です。

いつか会社の人が誰か同じ状況になったら、絶対にだけさんにもその人を助けてもらうんだ!!



あれから2週間。
娘も出生時から300g近く体重も増えて。
ちょっぴり昼夜逆転気味だけどw

体力的にかなりしんどいけど、行動の1つ1つが可愛くて可愛くて(*´∀`*)
体力削られて、癒されて、の繰り返しですw

本当の仲直り。

退院してもうすぐ一週間。
義母さんは私が退院してすぐに、自分自身の病院通院があるためにお家に帰られました。
かわりに、産後の育児協力はうちの母親が全面的にバックアップしてくれてます。

近所に父の社宅があるので、そこから毎日朝から我が家に通ってくれてます。
本人曰く、歩きたいから!らしいのですが…
辛かったら泊まっていいんだよ、と伝えてあるのですが
「お父さんがね、私がいないと淋しがっちゃうから(*´ω`*)」
との事w

相変わらず仲良し両親です。



で。
そんな感じで毎日、朝から夕飯くらいまで一緒にいるので、必然的に母との会話量が増えるのですが。
今日、個人的にずっとしこりが残っていた部分の話に、母から触れてきました。


私ね、結婚4年目での妊娠・出産なのですが、
2年目に、そろそろ子供を、と思って頑張り始めたんです。
1年半ほど頑張りましたが、まったく妊娠のにの字もありませんでした。

私は子供が出来ない体なのでは、と悩んでいました。
そんな頃に、姉の「早く子供作れよ」攻撃が始まりました。
姉はどうにも、結婚しても子供を作らない夫婦を少々馬鹿にする傾向があるのか、私も随分色々言われました。
最終的には手も出されました。頭を何度も殴られました。

そんな中、母も「早く子供が見たい」と言いはじめて。
姉に頭を殴られた事をきっかけに、私は家族との交流を断ちました。


一生、子供なんていらない。
こんなに理不尽な扱いしかされないなら、だけさんと2人だけでいい。

そう思って。


家族との交流をほぼ断って1年ほど。

娘が、お腹に来てくれました。


私は妊娠出来るんだ。
だけさんとの子供が、来てくれたんだ。
たくさん泣いたなぁ。

妊娠に気付いた日から、普段私がそっとしておいてほしい時にはちゃんとそっとしておいてくれる母が、何故か執拗に連絡してきたんですよね。
何度も電話をかけてきて。
最初は、電話に出る勇気がなくて、悪いけど無視しちゃってて。

病院で妊娠を確認した日に、覚悟を決めて、電話した。
今まで家族との連絡を一切断ってた事を謝って、妊娠を報告して。
そこからまた、少しずつ両親とは連絡をとるように。
母は、つわりが重くて苦しんでた私に、冷たいアイスとか、色んなものを買ってきてくれた。



そんな日々が過ぎて。
今日、改めてあの時の話をした。

母は、私がなかなか妊娠出来ない事を悩んでるなんて全く気付かなかったらしく、
「あの時は想羽の気持ちが考えられなくてごめんね、辛い思いをさせちゃったね」
って、改めて謝られた。


ずっと、お互い無意識に避けちゃってた話題。
今更だけど、お互いの当時の気持ちを確認しあって、お互いに謝って。


1年かけてやっと、本当の仲直りが出来た。
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