今年もやってきましたね
夏侯惇の命日(T_T)
なんでこの日になったらこんなにテンション上がるんでしょうか←知らんよ
ギリギリになって夏侯惇絵完成させるし(笑)夏侯惇絵は絵巻にあぷしておきます(*^^*)
↓下記からは命日小説
次代を
「充、精が出るな」
そう言ったのは、名を呼ばれた青年の父親ではなかった。
青年は、何かを振り払うように踵を返した。
「叔父上。何時いらしたんですか?」
青年は手に持っていた竹刀を使いの者に預け、汗を拭い 男の傍に寄った。
「今参ったところだ。…しかし、兄上が逝かれて、早一年か」
「……はい」
青年の名は、夏侯充。そして男の名は、夏侯廉。
そうだ、この者たちは夏侯惇の息子と弟にあたる。そして、夏侯家を継ぐ次代たちだ。
「兄上は、今頃曹操様と酒盛りでもしておるのだろう」
「はは、曹操様の調子についていけれず、倒れなければいいですな」
笑っている二人ではあるが、その心には冷たい春風が吹いていた。
充はおもむろに庭の桃の花を見上げた。
「叔父上。英雄たちは皆、この桃の花のように…咲いては散り、散ってまた新たな芽を出す糧となる…」
「そうだな。兄上もこの桃の花のように、曹操様の為に乱世に咲き、そして散っていった……」
はらはら と花弁が舞い落ちて、それは充の肩にとまった。
「だがな。お前のように、立派に夏侯家を継ぐ次代がおる。それだけでも十分なことなのだ」
その肩にとまった花弁を、廉は微笑みながら取り、充と目を合わせた。
「次代…」
「そうだ。次代を繋ぐ。兄上や、淵、曹操様たちが生きた世を、伝えるため」
廉は桃の花弁を掌の上に乗せ、春風に預けた。
花弁は優雅に、儚く、虚空を舞い、そしてあの蒼空へ消えていった。
「叔父上、私は父上のようになれるでしょうか」
「さて、どうであろうか。兄上も、曹操様と会わなければあのように生きなかったであろう…」
廉は、目を閉じて彼の姿を映した。
この乱世において、一人の男の為に生涯を捧げ、そして使命を全うした彼。
例え、左目を失っても、曹操が乱世の奸雄と畏れられ、道行くものに非道な人間だと言われても
彼だけは曹操の真の姿を、常にその隻眼に映していた。
彼等が出逢わなければ、彼はどのように生きていたのだろう…。
「いえ」
そう考えていた廉を察したのか、充は澄んだ瞳で、言葉を発した。
「父上と曹操様が出逢わないことなど、ありはしませぬ叔父上。あの方たちは、例えこの世が治世であっても、互いに巡り会う運命なのです」
はっきりと、爽やかに、夏侯充は言った。
「……そうだな」
廉もまた、静かに笑いながら天を仰いだ。
「彼等はまた、次代でも共にあるのだろう」
あの蒼空から
二人は笑いながら、
「勿論ですとも。あの方たちの次代のため」
「彼等の生を伝えるため」
次代を
見守って行くのだろう。
そしていつしか
またー…
はい。意味不!!(°Д°)
夏侯充と廉を書きたかっただけです。そして、二人が超ラブラブだということを書きたかっただけなんすorz
何故いつもこんな意味不なのだろう。
惇兄ィィイイイ!!(泣)