茶のしずく石鹸で有名な「悠香」の折込チラシが投函されていました。

この石鹸、茶抽出成分と泡立ちを売りにグングン売上げを伸ばしているようです。最近ではTVCMも放送され、世の不景気とは一線を画するコスメです。

確かにモノは悪くありません。しかし、何が消費者にそんなに受けたのか?

原点はこの折込チラシだと思います。

化粧品の本質から遠く離れているにも関わらず、何となく消費者の興味をそそるその構成は、広告代理店に「マーケティングの到達点」と言われるほど。

悠香のこだわりは「茶匠」熊田氏の栽培する二番茶のみを使用しているそうなのですが、冷静に考えると「茶匠」っていったい何?「二番茶」の理由は?となります。

コスメ成分の研究者からすれば、オイオイ・・・と感じてしまうのですが、事情に明るくない方から見れば「何かスゴイかも」となってしまうわけです。

他にも「研究歴(何の?)35年」の外池氏が登場したりとか・・・、

この石鹸一番の売りである「驚きの泡」のイメージ写真の脇に小さく「実際は片手にフックラのる程度の泡が洗顔の目安」と注意書きしてあったりとか・・・、

読み進める程に石鹸の本質からドンドン離れていってしまうのですが、同時に「何かスゴイかも」という気持ちは膨らむばかりデス。

これでバカ売れするのだから化粧品とは奥が深い。ウ~ム。