全部を読んだことはないのですが、アランの幸福論のこの一節が好きです。

「人は幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ。」

文章が少し頭の中で捏造されていると思いますが、こんなニュアンスです。

本当に素敵な言葉だと思います。
そして、本当に納得できる言葉だと思います。

友人と、男性関係でいざこざがあったとき、あたくしはこの言葉を糧に生きて行こうと思いました。
時には怒ります。
時には泣きます。
人間だから、それは当たり前のことです。
だけど、笑うことを忘れちゃいけないと思うのです。

あの時は沢山泣きました。沢山怒りました。もちろん友人も、沢山泣いていました。でもあたくしは、友人に笑ってほしいから諦めました。偽善だと言われればそれまでです。だけど、本当に笑顔が素敵な人だったから、笑って幸せにを感じて欲しかったのです。
でもそれ以上に、あたくしは笑ってこの友人よりも幸せになってやろうと思いました。

何度も何度も、涙が溢れる度に「笑え笑え」と自分に言い聞かせました。
自分が笑顔になって幸せを感じたか、と言われればそれは分かりません。
だけど、泣いて過ごすだけよりも、遥かに幸せになれたと思っております。

笑顔でいるだけで幸せになれるなんて、素敵なことだと思いませんか?

初めてこの言葉を目にしたとき、あたくしは泣きました。嗚咽か出るまで泣きました。そして、笑おうと思いました。

泣いていいんです。
怒っていいんです。

最後の最期に笑えば、それできっと幸せなんです。



さて、昨日は午前4時まで「麦の海に沈む果実」を読んでいて、結局読み終えました。なので次の本に進みたいと思います。
次は続編の「黄昏の百合の骨」です。
これも再読ですね、久しぶりです。
他にも読みたい本は沢山ですo(^-^)o

あでゅー