あれ程までにロキがでしゃばっては居たが、初めは私が筆を取るとする。…と、言ってはみたものの書くことがない。突発的に始めたこの『ぶろぐ』と言う物だが、本当に突発的であるがために私達に筆を走らせる心の準備など出来てはいない。日々の出来事、わんころについて語ると言うが…ああ、そう言えばわんころはどうやら風邪をひいたようだ。昨夜、雨の中を散歩させてしまった所為だろうか…。居た堪れない気持ちでいっぱいだが為す術もない。ゆっくりと休ませ、温かくして寝かせるしかないと、半兵衛様が仰って居た。半兵衛様が仰るのであれば間違いはなかろう。また生気を取り戻すことを乞い願うばかりだ。
…と、このように書けば良いのだろうか?よくは分からないが、一先ず筆を置こう。初めにしては上出来だ…と、秀吉様は仰って下さるだろうか。