気紛れ周り道
◆誰かの特別でいたい時
2020/12/04 21:09
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久々にリズと青い鳥を見返したら女子同士特有の友人以上の感情と相手との温度差に色々思ったり感情移入したり、綺麗で繊細な描写と容赦なく精神的にドスドス攻めてくる雰囲気が何度観ても苦しくって切ない。だからこそ好き。

原作だと何か未だに読み返すと暗い部分が消化されてない気はするんだけど映画だと希望があるような、二人の成長があった終わりに感じられるんだよな。

リアルっちゃリアルだしユーフォニアムのそのリアルっぽさが好きなんだけど、多分全部そうしてないというか…これはどの作品でも感じるけどある意味フィクションだからこその救いというか、ただ残酷なだけのリアリティーなら作品あんまり読みたくないんだ自分の場合。

それこそユーフォニアムの世界観は確かに厳しいけれどでも現実はもっともっと擦りきれるぐらいにしんどい。

しんどくて間違えてしまうことも沢山あって取り返しもつかないし、ダメージも大きい。

だから余計にそこに残酷さだけで終われない何かにすがりたくなるよー。

みぞれの気持ちも希美の気持ちも苦しく映るから単純にカプ万歳!って言えなくなっちゃう。
何なら元南中カルテット組はカプというか丸ごと関係性萌えだならな〜…。

初期から問題発言ばっかである意味作中の物語の中でヘイト溜め込む役割に近かった優子が大好きだし、そもそもユーフォニアムに火が付いたきっかけ優子と麗奈のぶちギレ本音ガンガンバトルからだし。

絶対に価値観が合わない、性格も違う人らの交わりって学校やら部活やらで既に組み込まれてるんだな〜って感じ。

その中でも理解は出来なくても同じ空間で生きて目標を持って成長はできるんじゃない?というのがキャラの絡みで感じ取れるのがいい。

あんなに1期で麗奈にギャンギャン言ってた優子が部長になる流れも含めて、久美子らだけじゃなくそれぞれの学年にちゃんと細かいスポットがあったのがこの作品の楽しいところでもあるんだよね。

だからリズが余計に際立ってしまうんだよな…南中カルテット好きにはこれは本当に堪らなかった。

原作読んで、また映画見返してちょっとダークな気分になりたい時は浸れるし。

そうじゃない時は単純に楽しめる。

そしてまだ原作最終章を読む気力がなくて放置してしまうんだけど(お前)

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