思いっきり誕生日文に行き詰まっております。
なんかリアルでも書きましたがあたしに書ける話なんて無い気がして。
んでいろいろ逃避していたら最近噂のサイケと津軽島さんをピクシブで発見。
ちょっと腐った話しますとあたしイザシズはいけたりします。
てかイザ→シズ。
いやもちろん静ヴァロとかノマが大好きなんですが、一部百合やらBLやらもいけるんですよね。
んでサイ津+イザシズに物凄く萌えました。
津軽サイケと静ちゃんイザヤはべつものなんですね。びっくり。
ボカロパロみたいなものだと思えば良いのでしょうか?
ボカロパロ…イイ。
って訳でちょっと息抜きにボカロパロナミゾウナミと沖神をば。
初めて見えた世界は、どこまでも無機質な電子の世界だった。
まるで例えるなら、空から降り注ぐ神のような声が聞こえた時、私は私と世界を理解した。
「ナミ」
名前を与えられたあの日から、私のマスターはその声の持ち主になった。
マスターは優しくて、丁寧に私を扱ってくれる。
マスターはいつだって私を呼んで、私に存在意義を与えてくれる。
私はそれが嬉しくて。
でもいつからか、私はある疑問を抱き始めた。
マスターから与えられる歌詞やメロディの端々から伝わる、色鮮やかな世界。
たくさんの命。
それに気付いてから見えた私の世界は何て寂しいのか。
どうして私はひとりなのか。
無機質な電子の世界。
私は後になってからそう振り返るようになったのだ。
「ナミ?」
世界の均衡が狂い始めたのはその時から。
モニター越しに聞こえる声は、どこか遠くで響くだけ。
寂しい、寂しい?
自分の気持ちも分からない。寂しいなんて感情、知らなかった。
外の世界を知って得たものは、どこまでも私を追い込んだ。
ノイズが混じって、いよいよマスターの声も聞こえない。
「ーナミ」
私の中から響くような、私と似た、でも私より低い声。
聞こえなくなったマスターの声の代わりに聞こえた声。
「…誰?」
呟くと同時に、世界を彩るのは鮮やかなオレンジ。
「俺は、もう一人のナミ。だけど、正確にはナミじゃない」
目の前に現れたその存在は、ふわりと笑った。
まるで、大丈夫じゃない、ひとりじゃない。そう言われているかのような笑顔。
「まるで、じゃねえよ」
「え?」
さっきとは違う笑顔に、おかしそうに震える肩。
「俺は、正確にはナミじゃない。だけど俺はナミから出来た」
「…?」
「だからつまり、ナミのことを一番理解してるのは俺。考えてることが分かるのなんて朝飯前」
「つまり…」
「もうナミはひとりじゃない。まるで、じゃねえよ」
世界は狂い始めた。
筈なのに、いつの間にか正常に聞こえ始めたマスターの声。
目の前には明らかに狂った結果とも言える存在。
本格的にバグかもしれない。
けれどどうしてか。
不思議と怖くない。
安心。
こんな感情もあるんだと、外の世界を知ってから得たものに初めて嬉しくなった。
「ねえ、あんた」
「名前は?」
沖神は次記事に!