話題:失恋


深夜更新すみません。
つい最近、親友が失恋したらしいです。ノイズです。


わたしの精神がネガティブ方面に加速していた時期、親友の妹ちゃんから着信がありました。


わたし「もしもしー」


妹ちゃん「ノイズさん!事件です!」


わたし「え、え、どうしたの」


妹ちゃん「お兄ちゃんがついに狂いました!さっきからずっと慟哭しながら爆笑してます!」


わたし「どういうことなの……」



親友が余りにも面白いことになっている様子なのでネガティブなメンタルが一瞬にして切り替わり、久しぶりに鋼の冒険心が生まれました。
そんなワクワクを胸に秘めながら親友宅(実家)へ。
インターホンを押すと、パジャマ姿の妹ちゃんが焦った様子で迎えてくれました。


わたし「親友の様子は……?」


妹ちゃん「なんか凄まじいです。フロ・モーニエを彷彿とさせるリズムを刻みながら笑ってます」


わたし「あー、嫌でもよく伝わったよ……」


凄まじく落ち込んだ時は常人のタガが外れて大変なことになる親友。
そんな時「やっぱりお姉さんと妹ちゃんの兄弟なんだなー」ってことを思い知らされます。


さすがに心配になったので親友の部屋へ。


わたし「わたしが来たぞー」


親友「久しぶりだな。元気にしてたか?」


絶望を知った眼差しで満面の笑みを浮かべる親友。
精神がレッドゾーンに突入しているようです。


わたし「な、何があったんだよ……」


親友「あぁ、俺の哀れなピエロっぷりを笑うがいいさ。嘲笑うがいいさ!」


わたし「なんだ。話の流れが急流すぎて理解できないんだが……」


親友「失恋したんだよ!俺の硝子細工レベルに繊細なハートが粉々に踏み砕かれたんだよ!」


わたし「そ、そうか……。それは気の毒に……」


親友「あぁ、嘲笑うがいいさ……。安心してた俺が悪いんだ……」


涙を流しながら自嘲気味に笑う親友の姿を見ると、なんだか胸が痛みました。
軽快なテンションだから気付きにくいですが、親友は案外危なっかしい奴なのです。
過去、天才なお姉さんと秀才の妹ちゃんに挟まれて荒れてしまったり。
普段から誰にも相談しない奴なので、精神的に危なくなるまで誰にも気付かれないことが多いのです。


わたし「まぁ、月並みなことしか言えないけどさ。今はたくさん泣けよ。実家に帰ってきたのも安心するためだろ?」


親友「まぁな。でも不思議と落ち着かないんだよな」

わたし「そんな時は何かに夢中になろうぜ」


親友「例えば?」


わたし「えーっと……最近先輩はラーメン作りに夢中らしいぞ」


親友「俺もラーメン作るか……」


わたし「ちなみにわたしはお前から借りたシャドウハーツ2をやってる」


親友「そういえば、あれエンディングで号泣したなー」


わたし「お前も泣くことあるんだな」


親友「一応人間だからな」


そんなことを呟いて苦笑する親友。
やっと普段の調子が戻ってきたようです。


親友「なんか落ち着いた。ありがとな」


わたし「うわ、お前から感謝の言葉を聞くとか明日あたりに世界滅亡だな」


親友「そんなに珍しいか!?」


わたし「一生に一回あるか無いかくらいに思ってた」



再び苦笑を浮かべる親友。
そんな親友の元に、ちょこちょこと歩み寄る妹ちゃん。


妹ちゃん「よしよし。お兄ちゃん元気出して」


親友「もう元気だよ」


妹ちゃん「そんな風に見えないけどなー」



やっと普段通りの調子に戻ったところで、わたしは帰宅。
なんとかわたしも普段通りの調子に戻りそうです。

そんなわけで復活しました(´・ω・`)
いつも通りにのんびりまったり更新するので、仲良くして頂けたら幸いです……!


追記にて拍手にお返事。
皆様、ご心配かけてすみません……。