話題:地味にショックだった出来事



地味にショックというか、めちゃくちゃショックです。ノイズです。
数日前の出来事、変人先輩と親友と共にお酒を飲んで街を練り歩いていたところから悲劇は始まりました。
飲んでいたのはチューハイなのですが、地味にお酒に弱いわたしは千鳥足状態。
親友と先輩は久々の飲酒ということでテンションが上がってました。
これが悲劇のキッカケになると、誰が予想したでしょうか。
いや、ただ純粋にわたしたちがアホだったからなのですが・・・。

10kmほど歩いたころでしょうか
さすがに疲労困憊になったわたしは近くにあった川辺に腰を下ろすことに。
すると先輩が超ハイテンションで一つ案を掲げました。

先輩「石投げて何回跳ねるか対戦しようぜ!」

そう、石投げ。
正式名称は不明だが、現在もなお若者を虜にする魔性の遊戯。
特異な技術を用いて投げる石は水面を幾度も跳ねる。
10回跳ねさせた者は英雄視されるという伝説もある恐ろしい遊びである。


先輩「まずはわたしからな!」


先輩は周囲に人がいないことを確認し(重要だよ!人がいないところで石投げはしようね!)
平たい石を手に持ち、水面に向かって水平に石を射出した。
一回、二回、三回・・・そこで水底に沈んでいく石。

先輩「ちくしょう!」

悪態をつきながら、先輩は膝を地面につけて悔しがっていました。
なんであそこまで悔しがっていたのかは今では謎のまま。
たぶん先輩のことだから罰ゲームでも考えていたのでしょう。


親友「次は俺か」


親友は技術もへったくれもなく、無造作に丸い石を放り投げました。
石は水面では跳ねず、むしろ遠くへ、夜の闇に吸いこまれるように向こう岸の岩場にぶつかりました。


親友「あっ」


わたし「わざとだろ。面倒になったんだろ。正直に言いなさい」


親友「いや、まぁ、そうなんだけど」


先輩「次は自分の携帯をどこまで飛ばせるか勝負しようぜ!」


親友「えっ」


いくらアルコールが入っているとはいえ、無謀すぎる勝負。
負けても勝っても携帯が大変なことになるという地獄。
ただ、この時のわたしは上機嫌ってレベルじゃないほどにヤバかったです。
ずっと薄ら笑いを浮かべていたほどでしたからね。
うわ、今思い出すとキモいなわたし。
今度から自重・・・できるのかな・・・?


わたし「その勝負、受けてたちましょう」


親友「受けるのかよ」


先輩「じゃあノイズちゃんから、どうぞ!」




腰をひねり、肩に力をこめて、思いっきり携帯を遠投。
滑らかに動く肩にわたしはメジャーリーグの可能性を感じていました。
だけど、その可能性を砕くように、水面からぽちゃんという間抜けな音が響きました。
これほど自分の筋力の無さを痛感したことはありませんよ!
というか、アルコール入った自分がアホだとこれほど痛感ry


先輩「・・・池ポチャだね」


親友「川ポチャじゃねえか?」


わたし「・・・」


周りの声がここまで虚しく聞こえることが他にあったでしょうか、いや、ない(確信)


先輩「よーし、次はわたしだな」


先ほどの石投げフォームと同様に先輩は携帯を射出。
だが、甘かったッッッ!
携帯は跳ねることなく水底へこぽこぽと沈んでいきました。


先輩「・・・川ポチャだね」


わたし「・・・そうですね」


親友「いや、敢えて言わなかったけどさ、お前らアホだろ」


先輩「やかましい!なら君はわたしたちの記録を越えられるのか!」


親友「いや、やらないけど」


わたし「わたしたちの屍を越えてどこに行こうと言うのだね」


先輩「君もおとなしく投げるべきだよ。じゃないと君の性癖を知人家族全員にバラす」


わたし「スーツ萌えとか」


親友「言わんでいい!やかましい!」


やっとおとなしくなった親友は水面に当たらないように必死に力加減を調節し、全力で叫びながら携帯を投げました。


親友「やればいいんだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


思い切り投げられた折りたたみ式携帯は見事な放物線を描いて向こう岸の岩場に激突。
そして響く、機械がへしゃげる音。


親友「・・・」


わたし「新記録だね・・・」


先輩「痛い音がしたなぁ・・・見に行く?」


親友「一応・・・」


岩場には案の定ぽっきりと折れた携帯がありました。
わたしと先輩の携帯も見事に水没。
そしてただいま親友宅のPCを借りて更新しております。
ちくしょう・・・わたしたちは何をやっていたんだ・・・。
その問いに答えてくれる人は誰もいません・・・。


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