今日起きたらいい天気で
思い浮かべたのは彼だった

彼と今会ったら何を思うんだろう
やっぱり1番居心地がいい人だったなぁ
イケメンだったし
阿吽の呼吸とはまさにこのこと
同い年だしね
あなたを思い出すと胸を内側から掻きむしりたくなるよ
同時に全て無駄だったことも教えてくれる
自分のせいだけじゃないって思いたい
あなたにも非があるって、

駿くんも時々思い出す
閉店後車で迎えにきてもらって
夜中の首都高を走って
コンビニでお酒とか買ってお家お邪魔して
猫と戯れて映画見たりせっくすしたり
たぶん外見がどんぴしゃタイプだった
助手席から駿くんが運転してる姿を見るのが大好きで、きゅんきゅんしてた
私はいずれこの街で暮らすんだって思ってた
来るたびに、ワクワクしてたの。
結婚、ちゃんと考えてたんだよ
言ってないけど。
もし言ってたら、あんなに喧嘩にならなかったのかな

いっそ全て捨てて滝くんの元に行ってしまおうか
死ぬまでセフレ扱いであっちは奥さんと仲良く暮らすんでしょうけど。
堕ちるならそこまでぶっ飛んでもいいよね

ずっと淀んだ世界にいたからか
こんなきれいな真っ当な恋愛をしてることに
落ち着かない
ううん
たぶん刺激が足りない
何かしら不幸を背負ってないと落ち着かない
私には価値がないって思わせる現実がないと
常に病んでないと、落ち着かないの笑

既婚さんに会おうかなって思っちゃう
ただあの人とのせっくすつまんないんだよね
練習台にはいいんだけど
既婚さん自体は好きだし語りたいことたくさんあるんだけどなあ

バツイチさん切ったの後悔してる
あんなに趣味嗜好思考があったのに
あんなに気にかけてくれたのに 
あんなに相談に乗ってもらったのに
よくなかった
傷ついてるだろうなぁ

情が入ってダメね
入るなら永遠に消さないでおく覚悟をしたい

さあ、私は彼氏と結婚するのでしょうか?
なーんて
答えは出てるんだよね
言う勇気がないだけ。
ちゃんと考えたフリする
もう少しだけズルくいる
もう少しだけあなたの時間を奪うね

来年、ちゃんと別れようって言うから。

そうしたらまたこっちの世界に戻ってきて
またただの空っぽなクズのお遊びをする。