気持ち悪い話をします
虫が苦手な方は回れ右です
なんで今そんな話するかといいますと、
気分です(`・ω・´)キリッ
2つあります。どちらも小学生のときの話。あ、もしかしたら既に書いてるかもしれませんw
教室でみんなでカマキリを飼ってました
オス、メスA、メスBの三匹を同じカゴにいれて。
しばらくしてオスとメスAは結ばれ、卵が産み付けられました。
それから間もなくして、今度はメスBともくっつき、卵が産み付けられました。
それを見て、嫉妬に狂ったのかメスAは、メスBの卵とメスBを食べてしまいました。
愛していたはずのオスまで。
しかしそれだけではおさまらず、自分が産んだ卵までも食べてしまったのです。
カゴの中には、メスAだけがたった一人残りました。まだ小学生だった私たちは、そっと自然へ帰してあげたのでした。
その2
当時友達三人の間で、バッタを捕まえるのが流行っていました。立派なほうでなく、あの細くて目が黄色いほう。
ある日、ただ捕まえるだけでは飽きたらず、たくさんのバッタと、バッタのえさになりそうな草を入れたカゴに、一匹のカマキリを投入してみました。
今思えば、私たちは子供ながらに、弱肉強食の世界をその小さなカゴの中に創造し、神になったような気でいたのかもしれません。
夏休み、三人のうち誰かがカゴを家に持ち帰ろうという話になり、じゃんけんで負けた私は、家の玄関にカゴを置くことにしました。
「カゴの中に元からエサがあるんだから、世話をする必要はないだろう」そう思い、ほとんど気にかけずにいたそのころ、ふと中を覗いてみると、カゴの中はすでに地獄と化していたのです。
予想通り、カマキリはバッタを食べていました。しかし跳びはねるバッタを完食するのは至難の技なようで、たいていのバッタが上下問わず半身だけを中途半端に食べられ、残った足で相変わらず跳びはねていました。
世界を作った当初は床が見えないくらい大勢いたバッタも、一匹のカマキリの捕食行為によって、それなりに減りました(頭数はあまり変わりなさそうでしたが体積的な意味では減ったはず)
半身だけ食べられたバッタは、その部分からだんだんと腐っていきます。黄緑だった体が、茶色くなりました。
それでもバッタは跳び続けます。そしてカマキリは相変わらず半身を残して食べ続けます。
ほとんどのバッタが、残った体を完全に腐らせて死んでいきました。目を閉じることもなく、ただ茶色や黒色をしたバッタたちが、始めと同じように、床が見えないくらい、そこらじゅうで死んでいました。
カマキリはというと、どこも食べられていないはずなのに、何故だかバッタたちと同じように腐っていき、同じように死んでいきました。
カマキリの死後も、僅かに残った腐りかけのバッタたちは、顔を無くし何も見えないはずの下半身だけで、死体の山の中を跳び続けていました。
私たちが作りあげた世界は、夏休みも終わらぬうちに、悲惨な過程を経て全壊してしまったのです。
あっという間に、カゴの周りには知らない虫が飛び回るようになり、私は棄てることをようやく決意しました。
もうとにかく気持ち悪かったので、カゴごと庭に埋めました(借り家)
それからというもの、私は虫を捕まえるのを一切止めました。
今でもあの茶色い、バッタの、無機的な黄色い目が、脳裏にやきついて離れません。
とりあえずねます