ニートになりたい
ニートでよかった

だけどニートはちょっと暇過ぎるから、フリーターってとこかな。


この看護学校はいるために高校でたくさん勉強して、友達からの誘いも断ったりして、将来のため将来のためって。

看護学校はいったらはいったで、テストとか実習とかバイト禁止とか髪染めるの禁止とかいろいろしばられて、多少の犠牲あったりして、だけど将来のためって。

そして今も、次から次から予定されてる実習をこなして、この実習が終われば年明けの国試のためにたくさん勉強して、看護師になるためって。

でもちゃんと考えてみたら、今だからこそ気づいたんだけど、みづきいつ自分の好きなことやるのかな〜って。
看護師なって手に職つけてから遊べばいいっていうけど、日勤、準夜、深夜やりながらどうやって遊ぶの。仕事についてくのて今度は精一杯になるんでしょ。

看護師なれば給料がいいから、お金に困らないっていうけど、確かにそれに似合うくらいの努力と犠牲がたくさんある。
給料が少なくたって、生活がぎりぎりだって、自分の好きなことだったら、自分がやりたいことだったらもっと一生懸命にがんばれたのかもね。いちいち気持ちが揺らいだりしなかったのかもね。

看護師になりたいっていうみづきの気持ちって、エゴだったんだと思うよ。ほんとの気持ちぢゃなかったんだろうね。じいちゃんば助けたいっていう気持ちがきっかけだったことには変わりないけど、みづきが看護師なったって、助ける相手はじいちゃんではないし、看護師になったって、じいちゃんが戻ってきてくれる訳でもないし。血のつながらない知らない他人のために、助けたいって、役に立ちたいって思いながら働けんのかなみづき。

人の命を預かるだなんて、そんな大きな責任、将来かけてみづき背負いたくないかも。こんな中途半端な気持ちな人が、看護師っていう綺麗な職業、就いちゃいけない気がするよね。

この段階にきたからこそ、気づけた感情だけど、この段階でこんなことに気づいてもどうしようもない。

だから人生失敗した。
18、19、20、21歳だからこそ、できることを全力でやりたかった。ほんとにみづきがやりたいことって何かわからんし、わかってからそれに向かってっても、きっと遅くはなかったのかもね。