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春便り“失恋”

独りっきりの孤独を
愛でうめられ無くて

愛されても
わたしのうわべだけを愛しているのねと…

君に何回も何回も本当にわたしじゃなければいけないの?

と…、聞いても聞いても信じられ無くて

君を追い詰めてばかりな愛…


心の中は淋しさでいっぱいなの…

心の中はわがままでいっぱいなの…


もっと強く手を握ってくれたのなら…

もっと強く愛してくれていたのなら…


君だけしか見えなかったのに
君が大好きだったのに…


春便り“失恋”


初めての春便り以来
心で繋がっているか疑問を持つようになったの…
*by Miho*

同じ涙の数

木漏れ日の中を走り抜けていたら


日常の事から解放されたみたいで


“気分がいいね”と二人で話していた車の中

もう少し傍にいられたのなら…


もう少し傍で話しが出来ていたのなら…


後悔はしなかったのに…


何時も二人で聞いていた歌を


独りで何度も聞きながら


それでも忘れる事なんて出来なくて…


今年の1月も寒くて
凍えそうな年明け…


舞落ちる雪の結晶のように同じものは無いのだから…


君が泣きそうな顔をした…
わたしも泣きそうな顔をした…


君を泣かせて心が痛む…


涙の数だけ君を傷つけた…
涙の数だけ君が好きだった…


*by Miho*

移り彩る空

寒くて夜中に起きてしまう冬の


朝日が昇る橙色の朝の光が眩しくて


橙色から青色の空にへと彩り移る冬の空は


朝の澄みきった贈り物の一つで

君も同じ空を見ているのかと想ってみたり…

君の心の中に彩る空が、どんなふうに描かれているのかと…


朝日を見ていて、ふと想うの…


彩り移る朝の空を
君と見たいから


君の心の声が聞けたらと想うの…


彩り移る空
わたしの想いを届けてと


彩り移る空
何時までも心の冬は淋しすぎるから


彩り移る空
暖めてと伝えて欲しいの…


切なさと愛しさで涙が溢れるから…


*by Miho*

雪の音-yuki no ne-

白い雪が降る季節がやってきて
君と次の春を一緒に迎えられ無い気がして

聴きたく無い雪の音がした、そんな気がした
雪の音は心の中に哀しい音として聴こえた

この想いは二度としたく無かった想いなのに…、どうか雪の音が空耳だったと誰か言って欲しい…

雪の音…
ねぇ、君は白く輝き春の音を告げるだけでは無く

雪の音…
ねぇ、君の中には哀しい音を告げる音もあるのね

雪の音…
でも、君は君である事に自信を持って…

当たり前のように、すぐ傍にあった本、クローバーのしおりが…
無くなるものだと
想いたく無かった…
*by Miho*

彩る君

冬の光の中を独りで、ゆっくりと歩いたの


君との恋は過去形なのに哀しくなってきたの

まだ忘れられ無いぐらいに彩る君


何時になったら君は、わたしから離れてくれるのかと問いかけた光の中


君は、わたしを哀しくさせるだけで優しく無い…

時を重ねても君しか見え無いなんて


時を重ねても君が何時もいるのは何故?


そっと瞼を閉じた光の中で


君がすべてだった恋


君がすべてだった…


君が、わたしに残したものは暗闇と哀しみだけだった…


*by Miho*
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