恋人に告白されたとき、「わたしはもういい歳だし、とりあえず付き合おうか、なんて気持ちでは付き合えない。ちゃんと将来を見据えたお付き合いしかできない」なんてクソほど重たいことを言った。

そしたら恋人は、「もちろんそのつもりだし、自分はもうこの人しかいないと思って告白した」と答えてくれた。23歳の男の子にめちゃくちゃ重たいことを言う25歳。激ヤバって感じだけど、ちゃんと真摯に答えてくれた彼に、心を動かされたのを思い出した。

そんな話をしたのが8ヶ月前。物事はトントンと進み、先週、彼がわたしの実家に挨拶にきた。彼はすこぶる緊張していて面白かった。わたしの両親は彼のことが気に入った様子で、勝手に結婚式の話やらを話し始めて頭がおかしいのかと思った。気が早い。

そしてまた話はトントンと進み、来月彼と同棲を始める。トントントン。同棲は来年あたりにできたらいいねって話をしてたのに、善は急げと彼が進めてくれた。男らしい一面もある様子で、また好きになった。
彼は日常の中で、結婚することを当然のこととして話してくれる。アラサーの微妙な年齢のわたしは、彼のそんな言葉に救われている。わたしの人生はこれからだ。




話題:恋人との将来