2012-3-11 23:55
※脈絡のない長文です。お目汚しすみません。
東日本大震災が起きてもう1年経つのですね。
早かったのか、遅かったのか、私にはわかりません。
しかし、連日の特番を見ていると、あの頃のことを鮮明に思い出しました。
地震発生当時私はパソコンの前に座っていました。膝には愛犬が座っており、犬はうとうとしていました。
ふと何か揺れている気がして家の中を見回すと、ハンガーに掛けた服が微かに揺れていました。
自分が揺れているだけかとも思ったのですが違いました。
その時はまだ何も知りませんでした。
あの地震があんなに遠く離れた地域で起こったものだったことを。
東北で起きた地震がまさか関西にまで伝わるとは思ってもみませんでした。
勿論すぐに地震情報を調べました。
その後の津波を捕らえた映像に絶句しました。
遙か彼方から着実に迫る白い線。3つ程に分かれたそれは紛れもなく津波でした。
海岸に到達し、畑やらビニールハウスやらを飲み込んでいく様は現実に今起こっていることとは思えませんでした。
ニュースを伝えるテレビアナウンサーでさえ言葉に詰まっていました。
あの衝撃は忘れられません。
日本が地震大国であることをリアルに目前に突きつけられたのです。
走っている車に容赦なく牙を剥く津波。
なだらかな大地をするすると滑ってゆく津波。
自然の力はあまりにも偉大で、それを相手にすることさえ適わないのだと思い知らされました。
その日を境に日本は一気にどん底に落とされたようでした。
連日の被害状況を伝える報道。
被災地の様子、日に日に増していく行方不明者数と死亡者数。
あの頃の新聞は殆ど地震に関するもので構成されていたように思います。
私も不安な日々を過ごしていました。
就職活動が本格化した矢先の出来事だったので、出端を挫かれたようでなかなか身が入らないこともありました。
何より、被災地では生きるか死ぬかの生活を強いられている人もいるのに、同じ日本なのに関西に住む私はこれだけ違うのかという想いがありました。
企業説明会で隣に座った人は、東京から来た人でした。
地震のことについて訪ねてみると、発生時はテーブルに置いてある食器を押さえてしゃがみ込んでいたそうです。
とても立っていられなかったと。
また、スーパーやコンビニが品不足で13時頃で閉まることもあるとか、今日は色々買い込んで帰るとかそんな話を聞いて、やはり地震による影響の大きさを感じました。
他方で、日本の大震災に対する海外の方の関心の高さに驚きました。
『Pray for JAPAN』を合言葉にたくさんの人たちが日本を気遣ってくれていました。
また、放射能汚染の危険を省みずに日本へ支援に来てくれた人々も大勢いました。
多くの国が日本を助けてくれたことに、本当に感動しました。
あんなに色んな事があったのに、今では落ち着きを取り戻しています。もう1年経ったのだから、という見方もできます。
けれども、やはりまだ終わっていません。
瓦礫の受け入れ先問題、原発のこと、津波対策などなど課題は山積みです。
最優先すべきは、一日も早い被災地の復興と、今後このような事が起きた時にどうするのかという対策を早急に練ることだと思います。
大切なのはまず人命。
同じ事が繰り返されないように願います。