置いてけぼり感満載のアタシは
一体、如何仕様
って謂うんだろうか。


走って、転んで、
 削って、晒して。

こんなにも生き急いでも
こっちの瞳に映るのは
薄汚いモノばかり。 

走って、転んで、
 削って、急いて。
如何したって楽しくないよ。


欲しい物は命かけて欲しいし
身体は使いモノになんねえし。

あ、そうか
このカラダも
そっちなら「起動」するのか。


「待っていてね」に
無言で応えて
『忘れちゃうんじゃ...』と
怖がってんのに、

皆、素知らぬ顔で忘れやがる。


何処の頭数にも
入っちゃいねぇんだ。
アタシは。


思い出した時に
エサやるだけの ネコなんて


いつかはホケンジョ行きって
気づいてよ。


    曖昧な場所に
        置かないで。