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コミカライズの方もラストスパート。

舞台化、映画化されたということで、公開前にと読んでみたんでした。

一度はレースから離れた天才ランナーたちと、ブランク持ちやシロートたち――オンボロ下宿に暮らす寄せ集め陸上部が箱根駅伝に挑む、三浦しをん「風が強く吹いている」。

十人とその周辺のキャラクターが魅力的なことこの上無し。各々の秘めた思いや走ることで見えたもの、これでもかこれでもかって程のクライマックスが本番レース各区に持ってこられてるから、ページを捲る手がだんだん止まらなくなる!

走(カケル)
舞台で演じたのは元日大主将にして箱根9区経験者の和田正人、舞台上での走りが際立って安定していたらしい。この人の経歴がなかなか面白くて、日大→実業団→廃部→年齢サバ読んで俳優ユニットのオーディション合格→箱根経験からサバ読みがバレ→明かして謝罪してからは年長=オッサンをネタにすることも、だと。
映画は林遣都、ついこの間は「バッテリー」や「DIVE!!」で中学生を演じてたのにねぇ、そしてまたもや“天才”役。
活字からのイメージは、林くんのような線は細いが華奢ではない、そんな感じ。
 走りはもう、走を傷つけない。走を排除したり、孤立させたりしない。走がすべてをかけて求めたものは、走を裏切らなかった。呼べば振り向き、近づいてきてくれる大切な友人のように、走りは走のかたわらに寄り添う。征服し、ねじ伏せるべき敵としてではなく、いつまでもともにあり、走を支える力となって。

ハイジさん
映画で演じる小出恵介は、昨年の早稲田の主将・竹澤健介選手をイメージしたそうです。
 もとのようには走れないと知ったとき、裏切られたと思った。すべてを捧げたのに、走りは俺を裏切った、と。でも、そうじゃなかった。もっとうつくしい形でよみがえり、走りは俺のもとに還ってきてくれたのだ。

王子
舞台で演じた松本慎也、劇団で女役を演じることの多い役者さんだそうで。見るからにシャランラキラキラって感じ。
映画の方は中村優一、個人的には「電王」の侑斗。

ムサ
容貌としては、日大四年のダニエルよりは、山梨学院大卒のモグスのイメージだったのです、が。
映画で演じるのは、「白戸家のお兄ちゃん」ことダンテ。ダニエルどころかボルトです、体格。実際は100mでアメリカのどっかの高校記録持ってるとかスポーツマンですが、良いトコのボンボンで長距離経験無しって感じはあるかも。

ジョータ
舞台は「ゲキレンジャー」でブルーを演じた高木万平。
映画は斉藤慶太、この歳演じられる双子っていえば当然彼等だよね、とは思いました。充分にイメージに合いますし。
ニコイチに見えていた双子、走りに打ち込む中で兄・ジョータが抱くようになった弟・ジョージへの思いはちょっと意外で、双子だけどやっぱりお兄ちゃんなんだなぁ、なんて。

ジョージ
舞台は偽ブルーを演じた高木心平。
映画は斉藤祥太。以下同文。
ニコイチで一年生らしいガキっぷりだとは思っていたのですが…ジョータの独白の後だと、やけにガキに見えてくる(笑)

神童
映画で演じるは、「マジレンジャー」の末っ子レッド、橋本淳。見た感じ、背は伸びたけど顔立ちとかイイ具合に変わってない。私と同い年くらいだったような。ムサ=ダンテと二人並ぶと素晴らしくちぐはぐデコボコなのだろう。
早朝芦ノ湖でのユキと神童が丁寧に描かれてるといいなぁ。

ユキ
漫画ではTHEツンデレ。活字から受けた印象はそこまでツンじゃないような、「どこにつれてってくれるの、ダーリン(無表情)」とか。ドライ?
山下りの最中、ユキが頭によぎらせる走の孤独――ここの独白が強烈に胸に残りました。漫画のこのシーン良かった!
 走、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね。もう二度と走りやめたくないと思うほど心地いいけれど、たった一人で味わうしかない世界に。
 俺はいま、箱根の山道の力を借りて、そこへ至る門を遠くから眺めたにすぎない。そして、これ以上近付こうとは、やはり思えないんだ。
 今日でおしまい。だけど最初で最後に、このスピードを味わえてよかった。走、あまり遠すぎるところへ行くな。おまえが目指しているのはたしかにうつくしい場所だけれど、さびしくて静かだ。生きた人間には、ふさわしくないほどに。


ニコチャン先輩
コミカライズでの脚色が一際オイシいのはこの人でしょうか。小説での7区の見せ場まで引っ張って引っ張ってドン、も良いですが、漫画では三人目の復帰ランナーとして序盤から描かれてる感じがありつつ。
映画のニコチャンはパッと見、オヤジ成分にやや欠ける…か? ニコチャンの針金人形がどんなんなのか見たい。
 選ばれなくても、走りを愛することはできる。抑えがたく愛しいと感じる心のありようは、走るという行為がはらむ孤独と自由に似て、ニコチャンの内に燦然と輝く。それを手に入れられたのだから、いつまでもそれは残るのだから、もういいのだ。

キング
ニコチャンとは逆に(?)漫画の方で「そんなキャラ付け要らーーん!」ってなってしまった人。映画と漫画では関西人!? 容貌は、漫画・舞台・映画どれも似通ってないのが興味深い。私は読んでて顔立ちイメージがはっきり浮かばなかったんですよ、表紙でも背中向けてるし。
映画は内野謙太、遊行寺やカバディの蘊蓄披露は「ウルトラマンメビウス」での怪獣博士テッペイさんがダブりそう、関西弁は「電王」のK本条かな。
 俺はなあ、ハイジ。これが夢であってほしいと思うんだ。
 二度と覚めたくないほどいい夢だから、ずっとたゆたっていたいと思ってるんだよ。
(全て本文一部抜粋)


舞台はDVD出たし、映画は今週末公開!
……しっかし、レースをまともに描くだけでも、二時間では足りないのでは…?

夢見がち。

恐れることはない、新月の日は空間が歪む
遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのこと
飛ぼう!上昇気流を掴むんだ!

気の向く侭に。

図書館と買い物だけの予定だったのですが、ふらーりと中華街まで行ってきちゃいました。
ふらーりと行けるほど近場なワケではないのですが。
市営バスの一日乗車券で出かけていたから
 +
買い物済ませた桜木町駅から横浜駅に向かうバスのバス停がターミナルから離れた地味に不便なところだったから
 +
めんどくせー、だったらターミナル内のバス停から出てるバスでどっか行ってからUターンしたろかな、と変な方向の考えが浮かんだから
 +
腹が減ってたから
 ||
中華街へ

店頭販売アレコレで空腹を満たし。
90円のちっこい肉まん美味かった!
甘栗の出店・店頭販売が多かったです。売り子さんみんな元気良かったなぁ。

正面からのアップを見て。

似ている。

今日の韓国戦で活躍しているバレーの坂下選手と、
ゲキ部の仲間。

夏の長旅。

初の仙台経由。
新幹線使うにせよ使わないにせよ、より安いため、帰省と言えば山形経由だったのですが。
今回、初っ端の湘南新宿ラインを乗り逃がし、慌てて路線検索したら仙台経由ならまだ間に合うってえことで、そっちに変更。
安さはドコ行った、って? 今年は青春18きっぷを利用です。

今回の旅の友は「ソフィーの世界」
古本屋で安く手に入れていたのですが、なかなか読了といかず。途中で読み進め忘れたり、ついつい数十ページを読み飛ばして後悔したり。
「哲学と人間」なる講義のレポートを書かなきゃならないのもありまして。まぁなんかヒントになればと。
あるアンケートでは、老後に読みたい本(だったか死ぬまでには読みたい本だったか)で、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」とツートップでした。
作者であるヨースタイン・ゴルデルは、私の中学以来のお気に入り作家の一人です。「カード・ミステリー」が出会いでした。
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