your future, my future
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話題:恋人との将来
金曜の定時前、ユキさんからLINE
今日来る?
お邪魔して大丈夫ですか?
いいよ!
って。
ユキさんから会いたいという言葉を聞いたことは無くて、大抵いつも
「来れば?」
「お前今日来んの?」
という上から目線。笑
普段から、傍から見たらユキさんはなかなかの傍若無人なのだけれど
私はそこすら好きだと思えるから
相当重症というか、相性がいいというか
ユキさんに売り込んでやりたい
あなたにつきあえるの私くらいですよ、って
でもユキさん本当はとても優しいの
その一面は私ができる限り独り占めしていたい、という我儘
私だけに見せてくれる顔が増えればいい
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ユキさんのところに着いて、コンビニで買った肉まんと雪見大福、ユキさんの貰い物のケーキを二人で分けっこして食べた
ユキさん、いつも最初の一口と最後の一口は、食べな、って私にあーんしてくれる
それから私の凝り固まった身体を丁寧にマッサージしてくれた
「楓、いつもありがとうな」って
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二人で夜更かしして、寝たの4:30過ぎだったかな
おやすみなさい、ってキスしたら、ぷいっとされた
キス嫌い
えー
しゅん、としたらふふっと笑ったユキさん
優しくちゅー
何故こうも意地悪なのか
飴と鞭が絶妙すぎて、どんどん深みにはまっていく
擦り寄ったら
落ち着く?
はい、とっても
誰にでも言ってんだろそれ〜
何でそういうこと言うんですか…
ははっ、はいはい分かったから
ヨシヨシしてくれて
何故かそこから、ユキさんのディズニー鼻歌メドレー
ひとしきり笑って、キスして眠りに落ちた
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朝方、魘されて目が覚めた
パニックになっていたらユキさんがそれに気付いて
離れて寝るからだアホ。こっちおいで。
って抱き寄せてくれて
俺隣にいるんだから、安心しろ
大丈夫、大丈夫
落ち着くまであやしてくれた
そして
全く、楓チャンはしょーがないなぁ
と、おもむろにハグしたまま、アラジンのA whole new worldを歌い始めるユキさん。
意味不明だけれど、私を笑わせにかかる時の鉄板なの…
くだらない、二人だけに通じる笑い
そうして私がケラケラ笑うと、ほっとしたような顔
寝れそうか?
、はい
よし、目つむれ楓。大丈夫だから。もう少し休みな。
うん…
いい子だ
結局、私にここまでしてくれるのもユキさんだけで
結局わたし、この人がいないと生きていけない
ユキさんも、私がいないと生きていけなくなればいい、なんて、不健全な考えかな
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時々、ユキさんの見ている未来に私がいるのか、不安になる
あなたの夢が叶った時、隣に私はいるのでしょうか
いつかは彼の仕事を手伝いたい、でもそれはまだ、怖くて伝えられずにいる
お前とは一緒になれない、と過去のケンカで言われたことを、いまだに引きずっている
あの時の絶望感を、いまだ忘れられずにいる
それでも、今は、今の彼を信じるしかない
「お前が俺の仕事手伝う時は、こうして」
「お前と一緒になったらラクだろうな」
「信じられぬと嘆くよりも信じて傷つく方がいい!」
彼が溢す言葉の端々に、ほんの少しの期待を抱きながら
信じるしか無い
For the first time I get worried
That one day you might leave me
I guess that means I really love you
'Cause I'm afraid to make mistakes
If you ever left me
That would be my first heartbreak
11/07 13:49
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