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進化の過程。


付き合うようになってから毎年、毎月、毎週?ものすごい字数の重たいメールを送りあっているわたしたちですが、
付き合う前の蒼輝からのメールは、ひどく短い、淡泊なものが多かったのでした。

ぼんやりとは言え、蒼輝に好意を寄せていたわたしからすれば多少なりともショックだったわけですが。

1年の冬は本当によくメールしてて。
クラス替え間近だったので、順応性が限りなくゼロに近いわたしはそりゃあもう泣きべそかくくらい嫌だったわけです。
駄々っ子のように隙あらば

クラス替えなんてこの世からなくなれ
だとか
このままでいたいのに何故邪魔をするんだ
とか

まぁそんなようなことを呪詛のようにつらつらと並べていました。
当然、蒼輝も嫌なんだろうな、と同意を求めたところ……。

要約:仕方ないんじゃない?それが仕組みだし。駄々こねてもなにも変わらないし。

とかいうもうヒンヤリどころじゃない氷の刃のような返事をいただいたわけです。

なんなの!?
夏には「できることなら、ずーっとめぐるの傍にいたいな〜、とか思ってるんだけどね」「離れたくないよ」
とかデレデレなことばっかり言ってたくせに!
ていうかそんな言葉にときめいてたわたしって!!ただの馬鹿じゃないか!!!
この嘘つきめ!

と、半ギレ+涙目なわたしに容赦なく「文句いってもなにも変わらない」「決まってることだから」と追い撃ちをかけまくる蒼輝。
まぁ、付き合ってからネタばらしされて、あの時は必死で自分の感情を押し殺していた、と。
デレデレしたら気がつかれるんじゃないか、と思って冷たくしてしまった、と。


その時はよく考えず、もー!わたし傷ついたんだからね!と怒ってましたが、よくよく考えると

こ れ っ て ツ ン デ レ じ ゃ な い ?

それが今や隠しもできないくらいのヤンデレデレになってしまいました。
素晴らしい成長過程ですね。

今後の進化にも期待……は、しないでおこう。
これ以上チュウニビョウを拗らせてほしくないので。

そんな新手の惚気話しでした。
ちゃんちゃん。←

帰り道。


話題:やっぱり、君の隣が一番落ち着く

要約:え、今日誕生日なの?おめでとう!

っていうのが、記憶の中で1番古い、蒼輝とのメール。
2005年の7月7日の、放課後のことでした。
多分それ以前にもメールしてたんだろうけどね。衝撃的すぎてこれ以前のは思い出せない(笑)

このメールで、

あ、この人聞かれなきゃ自分のこと話さないんだな

って思いしらされました。
なんでかななんでかな、って考えて、結局聞いたんだけど。自分があんまり好きじゃないって、そのあと知ったんだけどね。

変な子
苦手な子
こわい子
気になる子
傍にいたら落ち着く子

そんな風に蒼輝への印象は変わっていきました。
ほんと、最初は苦手だったからねぇ。
しゃべらないし、見透かしたような目で見てくるし、言い方は冷たいし、そのくせ意見は曲げないし、またしゃべらなくなるし。
わたしは黙ってる空気が苦手だからとにかくよくしゃべるんだけど、相槌もロクに打たないんだよ。あの人。
ほんと、居心地悪いし、だけどそのうち、空気にたえられないから、っていう以外にもわたしの口を動かす力があったみたいで、知らないうちにしゃべるのが、その場しのぎ、にならなくなってたんだよね。

それからは苦痛じゃなくなって、一緒に帰るのが楽しみになってたなぁ。
帰り道、ほんとは真逆だったのにね。いつのまにか蒼輝と一緒に歩く帰り道が当たり前になってた。

しゃべってもしゃべっても足りなくて、気がついたら20時とかになってたこともあったっけなぁ。


そんな高校時代を経て、もうわたしたちは社会人(蒼輝は学生だけど)になりました。

2013年の7月7日は夜から会えて、特になにをするでもなかったけど、ただ傍にいました。
話す時はよく話すけど、最近はただくっついてるだけで満たされて、そういう部分はちょっと変わったかなぁ、と思います。

ほんと、いつもありがとう。
わたしは、蒼輝が紡ぐ言葉も大好きだよ。
まっすぐできれいでちょっとカタい言葉。
これから先も、そんな言葉をたくさんわたしにください。

まだまだ話したりないことばっかりだから、一緒にいて、いろんなことを話そうね。

1日遅くなったけど、お誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて、生きてきてくれて、見つけてくれて、選んでくれて、愛してくれて、ありがとう。
これからも一緒に生きてください。

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