円環のメモーリア「国方 瑛太」



●国方 瑛太/クニカタ エイタ(cv四ツ谷サイダーさん)
主人公の幼馴染で剣道部のエース。ぶっきらぼうだが優しく、主人公が引っ越してからもマメに連絡をくれていた。







〜ネタバレ〜
主人公が記憶をなくしたきっかけになった日、最後に一緒にいた人物が瑛太であったが、瑛太もあの日の記憶が無いと言う。そしてその事件から七年後、そんな瑛太との再会を果たした。
主人公が引っ越してからもマメに連絡をくれていた瑛太は、昔と変わらず主人公に優しく気を使ってくれた。それは主人公すらも「好意」であるとわかるほどに瑛太は主人公に恋してるようだったが、それは今の自分ではなく七年前の記憶がなくなる前の自分への恋であると思う主人公は、その気持ちに切なくなった。
しかし日々、蓮も合わさりにぎやかになった生活の中、瑛太との主人公も仲を深めていった。
「瑛太は昔の自分を見てる」と言う主人公に対しても、昔のお前も今のお前もおんなじお前だと言ってくれ、その言葉に背中を押され、主人公は瑛太を好きになっていることを自覚し、そのまま「瑛太が好き」と告白してしまうがなぜか瑛太は「ごめん」と受け入れてくれなかった。
そのことを蓮や深琴に相談すると彼らもまた瑛太の気持ちは主人公にむいているようにしか見えないと言い、ということは彼が何か言えない事情があるのだと考え始める。
そしてその頃から瑛太は主人公とあまり一緒にいなくなり、そして蓮の力のコントロールがおかしくなったり、穢れに憑かれる生徒が増えるなどおかしいことが続く。
担任である理玖も瑛太の様子がおかしいと気づき、主人公は瑛太をこっそり追うことにするとそこには蓮によく似た人物と瑛太が会話している場面に出くわした。
なんとその偽蓮は七年前のあの日を知る謎の人物であった。
そのまま瑛太を操り、蓮を操り、デバイスの繋がりを閉ざした。瑛太を追った主人公をも集め、神社にその四人だけの空間になった時、偽蓮は七年前のことを瑛太の目線で話し始める。
七年前のあの日、両親を亡くしたばかりの主人公は神社の伝説を信じ、満月の日に神様が願いを叶えてくれるのだと瑛太を連れ走った。追いつかない瑛太は一生懸命主人公を追いかけるとそこには、倒れている神様の胸から取り出した真っ赤な果物のようなものを食べる主人公の姿があった。口から赤い汁を垂らしながら主人公は言う「神様にお願い事をしたらこれをくれたの。これを食べればお母さんたちに会えるんだよ」。その異様な行為をやめさせようと必死に叫ぶが届かない。そんな時偽蓮が現れ、瑛太に言った。このままあの身を食べてしまうとあの子は死んでしまう。助けて欲しければお前のその心をよこせと。
心とは主人公を想う気持ち。その想いを渡せば永遠に主人公を想い続けるが、想いを実らせてもいけない、想いを口にしてはいけない、そして好きなことをやめてもいけない、という酷なものであったが幼い瑛太は大好きな主人公を助けたいがためにそれと契約をしてしまった。そして主人公の命は助かったのだ。
そんな辛い記憶を取り戻した主人公。瑛太が好きと言ってくれなかったのは全て自分のためだったことに涙が流れた。
しかし感傷に浸る間も無く、偽蓮は蓮に主人公を食わせ、力を蓄えた瑛太を使い、新たな神を作ると言い出した。操られる蓮と瑛太であったが、主人公への気持ちと、三人の友情の力で意識を取り戻し、偽蓮に立ち向かう。そして蓮自体のデバイスに語りかける湊の声で、主人公が七年前に奪った蓮の力を蓮に返すことで偽蓮に勝てるということがわかる。そして力を蓄えた瑛太のおかげもあり、無事に蓮に力を返すことができ、偽蓮を倒すことができた。
その後、穢れが現れることもなくなり、蓮は大きな力を与えられた唯一の人工神になり、平和が訪れた。なんの弊害も無くなった主人公と瑛太だったが、中々勇気の出ない瑛太にやきもきするものの、ついに主人公のことが好きだと告白してくれ、二人は付き合うようになった。
付き合うようになってから主人公への気持ちが溢れる瑛太はベタベタに甘くなり、二人は常に仲良く過ごした。無くした記憶も戻り、昔話も出来るようになった。
瑛太の家で二人きりになりハジメテを経験する二人は、緊張しながらも愛を深める。
忙しい瑛太の両親が不在なため、学校にお弁当を作っていってあげたり、瑛太は毎日幸せだと眩しい笑顔をくれ、主人公は更に瑛太が愛おしくなった。
エンディングは、湊が泊まり込みで仕事で家をあけるので、泊まりに来てくれた瑛太にご飯を作ろうとするものの、すぐ我慢ができなくなってベッドに誘い込む瑛太。その後もキッチンに立つ主人公だったがまた後ろからそのまま襲われてしまうが、甘える瑛太が愛おしく許してしまう。そして瑛太はこれからもずっと守ると約束してくれ、二人は幸せそうに抱き合った。

(円環のメモーリア)



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