沢山の道があるはずなのに



地に堕ちていく一本の道しか

私は選んではいけない気がして

そうでしかここに居てはいけない気がして

駄目だなんて誰にも言われていない

私の心の中の中の誰かが咎める


「そんなに軽いものだったの?」


きっと回りのみんなは咎めない

どうでも良いのだから

他人事なんだ、本当に

頑張らない私になんか

何の興味もない

その通りすぎる、世の中はそんなに甘くない

そんな夢物語存在しない

誰かが手を差しのべてくれるはずない

あの人みたいに



地の底で手を差しのべる人なんて

その手を信じてここにいる

この地の底に堕ちている


未だにあの手に

がんじがらめになっている

あの手が救いだったと錯覚をする





自分の道を自分で通せん棒する

その手を払い除けるまで